2004.08.05

日本オルガノンと明治製菓、うつ病治療薬のライセンス契約を締結

 明治製菓は8月4日、ニホンオルガノンとの間でうつ病治療薬「ミルタザピン」(一般名)についてのライセンス契約を締結したと発表した。契約自体は今年3月30日付けで締結しているが、その後、細部の調整を行い、このほど公表したもの。明治製菓は日本国内におけるミルタザピンの準独占的な開発・販売権を得る。両社は共同で開発を進め、承認取得後の販売も両社で行う予定だ。

 ミルタザピンはノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA)と呼ばれる新クラスの治療薬で、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)やセロトニン、ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)とは作用機序が異なる。抗うつ効果の発現が早く、5-HT関連の副作用が少ない利点があるという。1994年にオランダで発売して以来、現在では60カ国で販売している。

 既に日本オルガノンが第2相前期臨床試験まで実施済みで、この秋にも第2相後期臨床試験に入る。遅くても2011年までに上市したい(明治製菓)としている。ピーク時の売り上げ目標は両社で年間100億円を見込み、抗うつ薬市場の7%程度のシェア確保を目指す。

 明治製菓では感染症領域と中枢神経系領域を重点領域と位置付けており、ベルギーのSolvay社から導入したSSRIの「デプロメール」(一般名:マレイン酸フルボキサミン)とともに、ミルタザピンを主力商品の一つとして育てていきたい考えだ。この7月には中枢神経系領域専門のMRとして50人を配備しており、今後さらに増員していく構えだ。

 明治製菓のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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