2004.08.04

【脳卒中診療の将来に関するアンケート調査】No.4 どちらかと言えば軽視されている事項、「リハビリテーションの体制整備」が56.4%で1位

 引き続き、MedWaveが6月に実施した「脳卒中診療の将来に関するアンケート調査」の結果を報告する。調査は、世界脳卒中会議の速報サイトを開設したのに伴い実施した。6月23日から7月7日までに202人が調査に協した。本日は、脳卒中の治療において現在、どちらかと言えば軽視されていると考えられる事項について報告する。

 調査では、「リハビリテーションの体制整備」「一般医師と専門医師間の情報交換や意思疎通」「救急隊員との連携」「医師をはじめとする医療関係者の精神的なサポート」「医療費の問題」「患者の意思の尊重」「医師、病理、放射線、看護などのチーム間のコミュニケーション」などを提示し、どちらかと言えば軽視されている点を挙げてもらった。

 その結果、「リハビリテーションの体制整備」が56.4%ともっとも多くなった。これに「一般医師と専門医師間の情報交換や意思疎通」(55.4%)で続く。この2項目が50%を超えており、ほかの事項は30%未満だった(図9)。

 「医師をはじめとする医療関係者の精神的なサポート」も27.7%あったのが気にかかる。

 その他の項目には、「長期リハビリテーション体制」「超急性期の医療体制の不備」「専門医療機関が少ない」など、体制の未整備を指摘する声があった。また、「脳卒中は循環器疾患であるということの啓蒙」「一般人に対する啓蒙不足」「一般市民・ハイリスク患者に対する正しい情報提供」など、啓蒙活動の必要性を訴えるものも目立った。

 このほか「一般医師に対する、専門的な診断・治療技術の情報提供」や「新しい治療の承認が遅い」「保険点数が低い」など、治療面での指摘もあった。

 「医師をはじめとする医療関係者の精神的なサポート」に関連して、「担当医師が少ないので、みんな過労になっている」との指摘もあった。(三和護)

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