2004.07.29

環境省、食物、井戸水などに含まれる3物質を詳細評価の候補に選定

 環境省は7月27日、健康リスクの詳細な評価を行う対象となる物質として、食品などに含まれるアクロレインとピリジン、井戸水などに含まれる1,2-ジクロロエタンを選定した。環境省は1997年から、人の県境や環境に対して好ましくない影響がある化学物質のリスク評価を進めている。今回の発表は第3回目の取りまとめに当たる。

 評価は、化学物質がどの程度の量で毒性を発揮するかを示す有害性と環境経由でどの程度の曝露が起きるかを示す曝露量に対して実施している。今回の調査では、より詳細な評価を行う候補として、健康リスクのほか、生態リスクについても5つの物質を選定している。

 アクロレインはリノール酸やオレイン酸など不飽和脂肪酸の過酸化や加熱時に生成する物質で、変異原性と抗変異原性を併せ持つとする報告もある。一方、ピリジンは焼けこげ中に豊富に存在するとされる。今後行われる本評価では、食物からの曝露に関する情報を収集する。1,2-ジクロロエタンは塩化ビニールなどの原料になる物質で井戸水などで検出されている。

 環境省のプレスリリースはこちら。(中沢真也)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 人工呼吸器の中止はモルヒネによる緩和ケア後に インタビュー◎集中治療における終末期医療の日米の違いを考える FBシェア数:146
  2. 頭に何かできました。もしかしてガンですか? 佐藤俊次の「毎日使うダーモスコピー!」 FBシェア数:29
  3. 「おちんちんが小さいのでは?」と聞かれたら 泣かせない小児診療ABC FBシェア数:50
  4. スポーツ貧血治療、実は結構気を遣うんです あなたの知らないスポーツ内科の世界 FBシェア数:28
  5. 32歳男性。全手指の爪症状 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  6. 2018改定で加速! 診療実績ない病院は淘汰へ 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:79
  7. 幻肢の痛みをバーチャルリアリティーで癒す トレンド◎幻肢痛の治療最前線 FBシェア数:94
  8. インフルエンザ発症直後は心筋梗塞が増える NEJM誌から FBシェア数:119
  9. 実は一番厄介なセンター国語対策をどうすべきか 松原好之の「子どもを医学部に入れよう!」 FBシェア数:5
  10. 当直が大人気、相澤病院の働き方改革とは 日本病院会会長の相澤孝夫氏に聞く FBシェア数:1984
医師と医学研究者におすすめの英文校正