2004.07.29

シャープ、イオン放出によるコロナウイルス不活化を実証

 シャープは7月27日、空気中にイオンを大量放出することによって、SARSコロナウイルスと同じコロナウイルス科に属するネココロナウイルスの不活化を実証したと発表した。

 ウイルス不活化を実現したのは、同社が「プラズマクラスターイオン技術」と呼ぶ方式で、空気中の酸素分子と水分子から生成したプラスとマイナスのイオンを空気中に大量放出するもの。放出されたイオンが浮遊カビ菌やウイルス、ダニアレルゲンなどの浮遊物質を取り囲み、化学反応によって不活化する。今回実施したネココロナウイルスに対する実証実験では、40分間以内に99.7%のウイルス不活化に成功したという。

 シャープは2000年にこの技術を開発し、2002年から2003年にかけて内外の研究機関との共同研究で、ポリオウイルス、コクサッキーウイルス、インフルエンザウイルスなどの不活化を実証してきた。ネココロナウイルスについては北里研究所との共同研究で不活化を確認した。現在、SARSコロナウイルスに対しても同様の効果検証を進めている。

 シャープでは、製品関連技術について、外部の学術研究機関と共同で効果の裏付けとなる実証を行い、商品化を進める「アカデミックマーケティング」手法を積極的に採用していく構えだ。

 シャープのプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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