2004.07.28

市販のにがり、商品によって濃度に大差、価格とは無関係:大阪府の調査で判明

 ダイエットに効果があるなどとする情報が出回ったこともあって、最近ではスーパーなどでにがりを販売するようになっている。にがりには規格などがなく、表示も統一されていないため、大阪府の消費生活センターは7月26日、市販のにがり17銘柄の成分と価格、表示についての調査結果を発表した。

 それによると、商品によって、主成分のマグネシウムの濃度に大きな差があった。最も薄いものは100g当たり0.43g、最も濃いものは100g当たり7.4gで約17倍の開きがあった。価格は1mL当たり1.6〜60円と40倍の開きがあったが、価格とにがり濃度の関連性は見られなかったという。

 商品は、陽イオンと陰イオンの含有量が異なる以下の3群に分類できるとしている。

・天日干し、釜炊きによると考えられる製品(13銘柄):カルシウムイオンがほとんどなく、硫酸イオンが多い。

・イオン交換膜製法によると考えられる製品(2銘柄):カルシウムイオンが多く、硫酸イオンがほとんどない。

・その他の製品(2銘柄):マグネシウムイオンと塩化物イオンがほとんどのもの。

 水銀、ヒ素、鉛などの有害金属は1製品を除き、検出限界以下だった。1製品で検出されたヒ素は、海藻由来のもので、人体に害はないとされる。

 厚生労働省の「第6次 日本人の栄養所要量」による日本人の1日許容摂取上限量は650〜700mgとされる。最も濃い製品の場合、製品10gでこの上限を超えてしまう。大阪府の報告では、消費者に対して、むやみに摂りすぎないことを、メーカーに対しては、成分表示や飲用などに対する適切な注意表示を求めている。

 大阪府のプレスリリースはこちら。(中沢真也)

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