2004.07.21

FDAがボツリヌス毒素を重度の腋窩多汗症治療に承認

 米国食品医薬品局(FDA)は7月20日、局所的制汗剤などではコントロールできない重度の原発性腋窩多汗症に対し、ボツリヌス毒素A型の治療への応用を承認した。ボツリヌス毒素A型を少量注射することで、アセチルコリンの分泌を止め、腋の下の発汗を促す神経を一時的に遮断することができるという。

 合わせて600人超を対象に行った2つの多施設共同無作為化プラセボ対照二重盲検試験では、ボツリヌス毒素A型を投与した群が、プラセボ群に比べ、腋の下の発汗を有意に減らすことができたという。このうち一方の治験では、投与後4週間で発汗量が半減した人は、プラセボ群では36%だったのに対し、治療群では91%だった。

 ボツリヌス毒素A型は、ボツリヌス菌が作る蛋白質。FDAは1989年、眼瞼けいれんと斜視の治療に対し、初めてボツリヌス毒素A型を承認している。

 ボツリヌス毒素A型の製造元は、Allergan社(カリフォルニア州Irvine)。詳しくは、FDAのニュース・リリースまで。
(當麻あづさ、医療ジャーナリスト)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 上腕に埋め込まれた「避妊の棒」を抜き取るには 小林米幸の外国人医療奮闘記 FBシェア数:104
  2. 新天地を目指すベテラン50代医師たちの事情 トレンド◎増える50歳代のキャリアチェンジ FBシェア数:8
  3. 指導医療官から「犯罪者扱い」された院長 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:0
  4. 高齢者対象の高血圧診療ガイドライン完成 NEWS FBシェア数:411
  5. いよいよ始まる「看護師による死亡確認」 トレンド◎厚労省が遠隔死亡診断のガイドライン FBシェア数:1757
  6. 80歳男性。右胸部に再発を繰り返す結節 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  7. DNARの落とし穴 Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」 FBシェア数:314
  8. 新専門医制度の来年導入に反対、1560人の署名を… 医師を中心にネットで集まり、厚生労働大臣に提出 FBシェア数:65
  9. 7カ月女児。喘鳴、活気不良、顔色不良 日経メディクイズ●小児 FBシェア数:0
  10. よく使う睡眠薬、マイスリーがシェアを拡大 NMO処方サーベイ FBシェア数:7