2004.07.16

中外製薬、タミフルの予防投与効能追加承認を取得、対象はハイリスク者限定

 中外製薬は7月13日、抗インフルエンザ薬「タミフル」(一般名:リン酸オセルタミビル)について、7月9日付けで「A型またはB型インフルエンザウイルス感染症の予防」の効能・効果を追加取得したと発表した。

 今回追加された予防投与の適応は、インフルエンザを発症している患者の同居家族または共同生活者で、65歳以上の高齢者と13歳以上のハイリスク疾患患者に限られ、インフルエンザの患者と接触した後、2日以内から、75mgカプセル1日1回、7〜10日間投与する。13歳以上のハイリスク疾患患者とは慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息などの慢性呼吸器疾患、心不全などの慢性心疾患、糖尿病などの代謝性疾患、腎機能障害の患者を指す。今回取得の予防投与は保険給付の対象にはならない。小児用のタミフルドライシロップについては、「今後、同様の予防投与の効能・効果の追加を検討していく」という。

 タミフルの予防投与については、今年1〜3月に山口県、大分県、京都府の産卵鶏農場などで発生した高病原型トリインフルエンザの流行で、養鶏場関係者に投与された例が記憶に新しいが、こうした用途は今回追加された効能・効果とは別枠になる。ただし、養鶏関係者が仮にトリインフルエンザを発症した場合には、上記の範囲の同居者は今回の効能追加の対象になる。

 中外製薬のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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