2004.07.15

日経ビジネス・日経メディカル共同「3次元調査」 No.6 「決定版:良い病院ランキング」−−総合ベスト10を発表

 医師が治療の実力を認め、患者の満足度が高く、運営体制が整っている−−。日経メディカルと日経ビジネスが共同で、関東、東海、近畿の有力病院を評価する独自調査を実施、異なる3つの視点から採点した結果を統合し、「良い病院」ランキングを作成した。外見や知名度だけでなく、医療サービスの水準を総合的に見極めて病院を選ぶ時代がやってきた。 病院を選ぶ際には、このランキングを参考にしていただければ幸いだ。本日は、いよいよ総合ベスト10を掲載する。

*本調査に関する記事を、日経ビジネス2004年7月5日号「特集」と日経メディカル2004年7月10日号にも掲載しています。

目次
□総合ランキング 目次
○総合101〜159位−−−>7月8日掲載
○総合71〜100位−−−>7月9日掲載
○総合51〜70位−−−>7月12日掲載
○総合31〜50位−−−>7月13日掲載
○総合11〜30位−−−>7月14日掲載
○総合1〜10位−−−>7月15日掲載

□15診療科別の医師評価ベスト10病院
(ガン系の疾患)−−−>7月20日掲載
○胃ガン
○大腸ガン
○肺ガン
○乳ガン
○子宮ガン・卵巣ガン
○肝ガンなど肝疾患
○前立腺ガンなど泌尿器疾患

(非ガン系の疾患)−−−>7月20日掲載
○腎疾患
○心疾患
○脳血管疾患
○内分泌代謝疾患
○神経系疾患
○膠原病
○脊椎疾患
○眼科疾患


●調査の概要

・医師、患者、運営の3つの観点からの総合調査です。

・「医師」による診療の質の評価  
 1万4000人の「日経メディカル」読者(医師)にアンケート  
 設問:16疾患について「病気になったらどこの病院にかかりたいか」  
 646人から回答

・「患者」による患者満足度の評価  
 4万人消費者アンケート(「日経ビジネス」購読者、日経BP社の調査モニター)  
 設問:「医療技術は?」「医療スタッフからの説明は?」「医療スタッフの応対の態度は?」「必要ならばまた行きたい?」  
 入院、通院経験者から8114人の回答

・「運営」に関する評価  
 日本医療機能評価機構による病院機能評価認定制度の評点から算定。  
 評価項目は組織運営、診療の質の確保、看護の提供、安全の確保などの観点からおおよそ130〜180項目(審査員が訪問して審査)。  
 評点の平均値から偏差値を算出してポイント化

・対象:日本医療機能評価機構の認定済み(かつ、2004年3月10日現在で、評点を同機構のホームページで開示)の一般病院で、関東、東海、近畿17県にある217病院。患者回答10票以上の159病院のみ総合ポイントを算出した。

・総合ポイントの出し方:医師評価300点満点、患者評価200点満点、運営評価100点満点で総合得点を算出
「詳細な調査説明」へ


●3次元調査の重要性

・病院を評価するには、医師、患者、運営の3つの観点から総合評価することが大切です。それは各観点には下記のような問題点があるからです。

・医師評価の限界:医師が医療技術については多くの情報を持っています。ただ、医師は診療技術に重点を置いて病院を見るので、診療技術の優れた医師が患者への応対が優れているとは限りません。

・患者評価の限界:入院、通院した患者の評価は、実際の利用者(ユーザー)による評価であり、重要な情報です。ただ、患者は医療スタッフの態度、施設の新しさなど、表面的な印象によって満足度が影響されやすい面があり、患者の評判が良い病院が必ずしも、病気を治す力が高いとは限りません。

・機能評価の限界:病院の運営に詳しい審査員が病院を訪問をして審査した結果である機能評価は、病院機能の様々な面について体制が整備されているかどうかの重要な指標と考えられます。ただ、機能評価の高い病院が、医療技術や患者満足が高いとは限りません。また、例えば、安全管理マニュアルや事故防止教育が整っている病院の医療事故率が、必ずしも低くないかもしれません。


●ランキングの見方

・ランキング順位の高い病院が上記調査・計算方法によって総合評価が高くなった病院です。総合ポイントが高い病院が、質の高い診療を実施している可能性が高いと考えられます。

・医師、患者、運営の3つの評価のバランスが良い病院は少数でした。同程度のランクでも、「医師の評価は高いが、患者評価は低い」「患者評価は高いが、医師の評価は低い」といった特色が見られました。総合ポイントだけでなく、各項目の点数を見て、病院選択のご参考になさってください。

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