2004.07.12

日医の底力示した参議院議員選挙 「皆保険を守る」と西島英利氏

 7月11日に行われた参議院議員選挙で、日本医師連盟が推薦する、日本医師会常任理事の西島英利氏が25万を超える票を獲得して当選した。開票作業が始まってまもなく、西島氏が事務所に到着する前の20時20分前後には事務所に当選確実の連絡が入る速さだった。

 苦戦も伝えられていた今回の参議院選挙に対し、西島氏はまだほとんどの票が開いていない時点で、「全国を回った中で、口には出せなかったけれど、前回日本医師連盟が推薦し、22万7000票に留まった武見敬三氏の選挙の時とは雰囲気が違い、手ごたえを感じていた。私が医師であり、現場の人間であるということに加えて、『このままでは日本の医療が、がたがたになってしまう』ことを強く訴えてきたことが伝わったのではないか」と言い切った。日本医師会会長で、後援会会長の植松治雄氏も、選挙前々日に本誌の取材に対して、今回の選挙に対して強い自信を示していた。

 西島氏が今後強く訴えていくとするのは、公的医療保険制度の死守。公的保険を強固なものとすることで、必然的に株式会社の参入や混合診療の阻止は可能という考えだ。また、この4月の執行部の交代で何か変わったかとの質問に対して西島氏は、「選挙は日本医師会ではなく、各都道府県医師会が支えてくれるもの。今回は各都道府県医師会がしっかり支えてくれたということ」と語った。

 4月に日医新執行部が立ち上がり、十分な準備期間がないままに突入した今回の参議院議員選挙。新執行部はまずは大きな壁を一つ超えたと言えそうだ。(山崎大作、日経メディカル

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 医師・医学生の不祥事報道を目にする度に… 東謙二の「“虎”の病院経営日記」 FBシェア数:29
  2. 「102歳Asystole」に思うこと 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:222
  3. 医師免許を失う以外はたいしたリスクじゃない 鈴木裕介の「キャリア迷子」に捧げる処方箋 FBシェア数:0
  4. 麻疹集団感染、医療機関の受診者からも陽性者 パンデミックに挑む:トピックス FBシェア数:237
  5. 子どもにとってトイレやうんちは諸刃の剣 田中由佳里の「ハラワタの診かた」 FBシェア数:56
  6. 若年者のピロリ菌スクリーニング検査は簡便な尿中抗… 学会トピック◎第13回日本消化管学会総会学術集会 FBシェア数:2
  7. インフルエンザ脳症が58例に、6人死亡 インフルエンザ診療Next:トピックス FBシェア数:385
  8. 初訪問で患者が激怒!そのワケは? 新井翔の「I love 在宅」 FBシェア数:79
  9. 「怒鳴る」「注意できない」管理者の結末 太田加世の「看護マネジメント力を磨こう」 FBシェア数:6
  10. 2016年の梅毒患者は4500人超、最多の東京都… 前年比で大幅増加 FBシェア数:239