2004.07.06

国際たばこ規制枠組み条約の署名は168カ国・地域 成立にはあと17カ国の批准が必要

 世界保健機関(WHO)は7月2日、国際たばこ規制枠組み条約(FCTC:Framework Convention on Tobacco Control)の署名を6月29日で締め切ったと発表した。署名総数は総国家数の90%近いWHO加盟167カ国と欧州連合(EU)の計168に達したが、国際条約としての発効に必要な40カ国の批准・承認は得られず、6割弱の23カ国にとどまった。WHOは今後、署名国に対して批准・承認を働きかけ、2004年内の成立を目指す。

 本条約は2004年5月のWHO総会で可決されたもので、たばこの価格と税額の値上げ、たばこ会社による広告と資金提供の規制、不正貿易の国際的監視などを目的としている。40カ国の承認・批准が得られれば90日後に発効する。

 現在の批准国で人口1000万人を超える有力先進国は今のところ日本だけ。数だけ集めて成立に持ち込むことも不可能ではなさそうだが、たばこ規制に熱心とされるカナダやEU当初加盟15カ国などの批准・承認を得ることが条約の実効を確保するうえでは不可欠と言ってよいだろう。

 WHOのプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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