2004.07.02

【癌治療の将来に関するアンケート調査2004】No.2 治療成績の開示状況、「全く開示していない」が半数



 「癌の治療成績について全く開示していない」との回答が半数近くに及んだ。MedWaveが6月に実施した「癌治療の将来に関するアンケート調査2004」で明らかになった。医師個人を対象とした調査であったため、医療機関数をそのまま反映するわけではないが、「病院で一元的に開示している」は2.5%に過ぎず、情報開示が進んでいない状況がうかがえた。

 MedWaveは米国癌治療学会の開催を機に、web上でアンケート調査を実施。6月7日から21日までに、120人の協力が得られた。

 調査ではまず、日経メディカルの「連載:がんの治療成績を読む」から主な記事を提示し、どの記事に関心があるのか尋ねた(関連トピックス)。

 その上で、勤務している医療機関での成績の開示状況を尋ねたところ、「がん治療成績について全く開示していない」との回答が49.2%と半数に及んだ。一方、「一部の診療科では開示しているデータがある」が44.2%あり、部分的にではあるが開示が進んでいる状況もうかがえた。

 ただし、「詳しく開示している(ただし、診療科ごとに統一していない)」が4.2%、「病院で一元的に開示している」が2.5%で、機関としての開示はまだ遅れている状況が浮かび上がった(図2参照)。

 なお、がん以外の治療成績についても同様の傾向にあった(図3)。

 調査では、臨床の第一線で活躍している医師を対象に、今後注目する癌は何なのか、癌治療における重要テーマは何か、癌治療で見直していくべき事項は何か、などについて尋ねた。(三和護)

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