2004.07.01

GSK、プロスタグラジンI2製剤の肺動脈性高血圧症への適応追加承認取得

 グラクソス・スミスクライン(GSK)は、6月22日付けで「静注用フローラン」(一般名:エポプロステノールナトリウム)の肺動脈性高血圧症に対する適応追加承認を取得したと発表した。これまで日本では肺動脈性高血圧症のうち、原因が不明な原発性肺高血圧症の適応だけが承認されていた。

 フローランは英Glaxo SmithKline社が創製したプロスタグラジンI2の注射製剤で血管拡張作用と血小板凝集抑制性作用があり、1995年に米国で原発性肺高血圧症治療薬として承認された。日本では1994年に希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)に指定された後、1999年に原発性肺高血圧症の適応で承認を受けている。フローランの持続静注療法によって肺動脈性肺高血圧症の予後を著明に改善可能だという。

 肺動脈性肺高血圧症は肺動脈の末梢血管内腔が狭くなり、肺動脈圧が高くなる疾患で無治療の場合、発症2〜3年で死亡する。原発性肺高血圧症以外にも、膠原病患者では10から20人に一人の割合で発症するなど、いくつかの特定疾患が基礎疾患になることが知られている。GSKによれば、国内では現在、1500〜2000人の肺動脈性肺高血圧症患者がいるという。

 グラクソ・スミスクラインはフローランの適応追加に合わせ、6月23日から医療従事者と患者、一般向けに肺動脈性肺高血圧症に関する情報を提供する専用Webサイト「PAH.jp」を開設した。

 フローラン適応追加についてのプレスリリースはこちら、肺動脈性肺高血圧症専用Webサイト開設に関するプレスリリースはこちらを参照。(中沢真也)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 認定内科医はどうなる?内科専門医になれる? 特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-3》 FBシェア数:38
  2. 13歳女児。増大傾向にある肝病変 日経メディクイズ●小児 FBシェア数:0
  3. 心筋梗塞を自力で治療し搬送された看護師の話 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:269
  4. 「土俵×女性」問題で虎が感じた違和感 東謙二の「“虎”の病院経営日記」 FBシェア数:26
  5. 2018改定で中小病院を「優遇」…病床減らす? 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:45
  6. いまだに減らない「いきなりAIDS」 厚生科学審議会感染症部会エイズ・性感染症に関する小委員会が報告 FBシェア数:65
  7. H2ブロッカー:ガスター人気の拡大続く NMO処方サーベイ FBシェア数:54
  8. 専門医の更新は?メスを置いた後でもOK? 特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-2》 FBシェア数:17
  9. 面談の極意は「目的が伝わる組み立て」にあり 短期集中連載◎なぜ今『救急×緩和ケア』なのか FBシェア数:200
  10. 搬送された「意識障害」の年齢別原因と転帰 木川英の「救急クリニック24時」 FBシェア数:21
医師と医学研究者におすすめの英文校正