2004.06.30

【癌治療の将来に関するアンケート調査2004】No.1 「初公開! 主要23施設の5年生存率 生存率に36.5%の格差」がもっとも注目集める



 MedWaveは米国癌治療学会の開催を機に、web上で「癌治療の将来に関するアンケート調査」を実施。6月7日から21日までに、120人の協力が得られた。調査ではまず、日経メディカルの「連載:がんの治療成績を読む」から主な記事を提示し、どの記事に関心があるのか尋ねた。

 その結果、「初公開! 主要23施設の5年生存率 生存率に36.5%の格差、尺度となる『期待生存率』必要」がもっとも注目を集めた(53.3%、n=120、複数回答)。

 「がん生存率開示の問題点と将来像 勝手な表示方法が横行、ルール決めが急務」が42.5%、「全国がん(成人病)センター協議会加盟施設の治療成績 がんセンターと併設病院に格差、診療技術と患者背景の区別必要」と「『同疾病・同病期』比較でも、施設群格差は存在 3期、4期に大きな生存率の違い 」が同率の41.7%で続いた(図1)。

 提示したトピックスは以下の通り。

初公開! 主要23施設の5年生存率 生存率に36.5%の格差、尺度となる『期待生存率』必要
◆「がん生存率開示の問題点と将来像」 勝手な表示方法が横行、ルール決めが急務
全国がん(成人病)センター協議会加盟施設の治療成績 がんセンターと併設病院に格差、診療技術と患者背景の区別必要
「同疾病・同病期」比較でも、施設群格差は存在 3期、4期に大きな生存率の違い
症例増加数、成績と明確な相関は見られず
30年遅れで「がん登録」始動 生存率格差の解消目指し、世界の常識導入
米国のがん治療成績開示方法から 疾病、施設群、病期、州別に生存率を開示 インターネットから自在に検索が可能
地域がん診療拠点病院、ホームページでの開示状況 まちまち、ばらばらの開示度合い、患者に優しい「疾病、病期表示」を
大阪府のがん生存率開示(1) 施設別、種類別、進行度別に開示 大腸がんでは42.2ポイントの施設格差
推定喪失患者数 もしすべてが優良施設なら、「2万人中187人」が救命されたはず


 調査では、臨床の第一線で活躍している医師を対象に、今後注目する癌は何なのか、癌治療における重要テーマは何か、癌治療で見直していくべき事項は何か、などについて尋ねた。(三和護)

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