2004.06.29

経営受託による全国展開視野に、亀田総合病院グループの新構想

 「これまで培ってきた亀田の病院マネジメントを汎用化し、オペレーターとして他の病院の運営を請け負っていきたい」。亀田総合病院(802床)を経営する医療法人鉄蕉会(千葉県鴨川市)の亀田俊忠理事長は、本誌の取材でこんな構想を明かした。

 亀田は、1989年に策定したマスタープランに沿って、施設の全面リニューアルや診療体制の整備を計画的に進めてきた。現在、総事業費約100億円を投じて建設中の全室個室の新入院棟「Kタワー」(374床、2005年4月稼働予定)が、マスタープランの最終段階に当たるが、俊忠理事長の関心は、早くも次の長期計画に移っている。

 「公的病院をこれからどうマネジメントしていくかというのは社会的なテーマ。また、民間病院でも、経営環境は難しくなっているのに、なかなか経営を変革できないところも多い。そこにオペーレーターのニーズがある」と俊忠氏は見ている。

 現段階で具体化した案件はないが、「話はいくつか来ている」という。

 「鴨川の地でどこまでも完結するということだけだと、自分たちの力を遺憾なく発揮するのは難しいと思う」と語る俊忠氏。鴨川から全国へ−−。マスタープランの完了を間近に控え、鴨川での事業展開に区切りがついた今、亀田は大きな転換点を迎えている(さらに詳しくは、日経ヘルスケア21の7月号特集「亀田総合病院の研究」をご参照ください)。
(沖本健二、日経ヘルスケア21

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 専攻医募集で総合診療が「惨敗」、その理由は? 記者の眼 FBシェア数:646
  2. 神になりたかった男 徳田虎雄 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:257
  3. 順調に進んでいた承継話が破談になったわけ その開業、本当に大丈夫ですか? FBシェア数:0
  4. 大学病院の医師には専門業務型裁量労働制を シリーズ◎医師の「働き方改革」 FBシェア数:58
  5. 「ホワイト」認定を受けた病院の狙いと成果 記者の眼 FBシェア数:0
  6. 11県で総合診療科研修プログラムの応募ゼロ 新専門医制度、初年度専攻医の一次登録を締め切る FBシェア数:230
  7. 心房細動の電気的除細動後に脳梗塞発症 駒村和雄の「健康寿命で行こう」 FBシェア数:152
  8. 厚労省に翻弄され続けた化血研、事業譲渡へ ニュース追跡◎化血研事件の顛末 FBシェア数:7
  9. 笛を吹かれる前に考えるべきことがあるだろう? 森井大一の「医療と経済と行政の交差点」 FBシェア数:6
  10. 眠れない患者さんにあげたいもの 病院珍百景 FBシェア数:6
医師と医学研究者におすすめの英文校正