2004.06.22

【MedWave調査:2型糖尿病の薬物治療】No.1 「高血圧・動脈硬化性疾患などの合併症の有無」重視が76.0%

 MedWaveは5月、日本糖尿病学会を契機に「2型糖尿病の薬物治療」調査を実施した。医療現場の第一線で活躍する医師に、2型糖尿病を中心に、その治療方針、薬の処方経験、糖尿病に関する情報ニーズなどを尋ね、糖尿病診療の今を明らかにすることが目的。このほどその結果がまとまったので、本日よりシリーズで報告する。

 調査は、協力者にアンケート画面にアクセスしてもらい、web上で各質問に回答する方法で実施。MedWaveの会員医師にアンケートへの協力を要請するメールを配信。5月17日から30日までに300人から回答を得た(プロフィールについては文末参照)。

 調査では、まず現在診療している糖尿病患者数を尋ねた。その結果、「21〜50人」が29.7%でもっとも多かった。「11〜20人」が23.7%、「51〜100人」が15.0%と続いた(図1)。

 現在診療している2型糖尿病患者について尋ねたところ、「11〜20人」と「21〜50人」が26.7%で同率1位だった。「10人以下」が24.7%で続いた。一方で、「51〜100人」が11.7%、「300人超」も2.7%あった(図2)。



 今回の調査では、2型糖尿病の薬物治療の開始にあたってどのような事項を重視しているかがポイントの一つだった。このため、「インスリン抵抗性の状態」「高血圧・動脈硬化性疾患などの合併症の有無」など8項目を提示し重視する点を選択してもらった(複数回答)。

 その結果、「高血圧・動脈硬化性疾患などの合併症の有無」が76.0%ともっとも多く、「糖尿病性合併症の有無」が75.7%で続いた。「食事療法や運動療法で効果が出ているかどうか」も72.3%で高率だった(図3)。



 「インスリン抵抗性の状態」は58.7%、「肥満であるかどうか」は54.0%、「病識が十分かどうか」は53.3%だった。

 また、2型糖尿病の薬物治療開始で重視する検査指標については、「HbA1c」と答えた人が94.3%と圧倒的に多く、「随時血糖値」の42.0%、「空腹時血糖値」の33.7%を大きく引き離していた(複数回答、図4)。



 次回は、薬物治療を開始する際の検査指標の数値について報告する予定。(三和護)

■ 調査プロフィール ■
・年齢;40〜49歳が44.0%で中心を占める。30〜39歳が26.7%、50〜59歳が19.7%など。
・専門科目;消化器内科が28.0%、糖尿病・内分泌代謝内科が18.3%、循環器内科が17.0%など。
・職場;診療所が49.3%、病院は200床未満が20.7%、200床以上が27.7%。
・勤務先の地域;東京都が11.7%でもっとも多く、大阪府が8.0%で続く。北海道5.0%、広島県4.3%など。




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