2004.06.16

リポビタンDが累計200億本突破、医薬品ドリンク剤のカテゴリー築く

 大正製薬は6月14日、ドリンク剤のリポビタンDが1962年3月の発売以来、2004年3月までの42年間に累計出荷本数が200億本を超えたと発表した。現在では年間約8億本が出荷されており、15歳以上の成人1人当たり1年に8本飲んでいる計算になる。リポビタンDには上位製品のリポビタンDスーパーや女性向けに低カロリー化したリポビタンDライトなど15品目のシリーズ製品があるが、200億本はリポビタンD単品の累計本数である。

リポビタンDは発売当初、医薬品として発売された。ふたをひねって開けるびんの採用と100mlという大容量で、服用しやすさと飲み応えする点がうけ、それまでの栄養剤の主流だった20ml入りアンプル剤に取って代わった。手軽な栄養補給源として親しまれ、「疲れた時にドリンク剤を飲む」というライフスタイルを定着させた。1999年になって医薬品から医薬部外品に変更され、コンビニや自動販売機での販売が可能になった。

 販売シェアは薬局・薬店などの薬系チャネルでは約47%、スーパー、コンビニなどの食系チャネルでは66%を占めるガリバー商品となっている。薬系チャネルの2位は大鵬薬品工業のチオビタドリンクで約14%、食系の2位は武田薬品工業のアリナミンドリンクシリーズで約11%だという(いずれも大正製薬調べ)。ミニドリンクの売れ筋製品としては大塚製薬のオロナミンCドリンクがあり、こちらは1965年の発売で2001年に累計250億本を突破している。しかし、炭酸飲料として販売されており、商品ジャンルは異なる。

 リポビタンDの1本当たりカロリー量は74kcalで、砂糖と果糖約19gが含まれていることになり、350ml缶に砂糖・果糖約34gを含む一般の炭酸飲料と比べてもかなり甘味が強い。これについては「疲労時の栄養補給が主な目的であり、変更の予定はない。関連製品で低カロリー化などの需要に応えていく」(同社広報室)としている。

 大正製薬のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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