2004.04.26

【日経ヘルスケア21:インタビュー】 「診療所の賃金制度は『わかりやすさ』が肝心」 人事賃金管理センター代表取締役・斎藤清一氏

 日経ヘルスケア21の5月号に掲載される「職員のやる気を引き出す賃金制度の一工夫」という診療所の賃金に関する記事では、医療機関の賃金事情に詳しい斎藤清一氏(人事賃金管理センター代表取締役、写真)にインタビューした。その内容の一部を紹介する。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 職員が少人数しかいない診療所の賃金制度としては、職能給よりも賃金決定の仕組みがわかりやすい成果主義賃金の方が向いていると思う。一般の職員であれば、指示にきちんと従ったか、就業規則を守ったかなどを院長が評価して、賃金決定の指標とすればいい。幹部クラスの職員の場合には、売上高や患者数の伸びに応じて、給与を増額する方法がお勧めだ。

 個人別に目標を与えにくいのであれば、全職員に対し「売上高を5%アップしよう」といった具合に目標を明示すればいい。そして、ボーナスを業績に応じて増減させるのだ。

 賃金制度の改革には職員の抵抗はつきものだが、月給が世間並み以上であれば、賞与が変動する仕組みになっても抵抗は少ないはずだ。

 職能給を導入する場合にも、できるだけわかりやすい仕組みにすることが必要だ。等級を6〜7段階だけにした簡潔な制度であれば、定着しやすいだろう。

 診療所の賃金も、いつまでも“どんぶり勘定”というわけにはいかない。良い人材の採用・定着のためにはきちんとした賃金制度を作る必要がある。(談)

(まとめ;井上俊明、日経ヘルスケア21

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 誤嚥性肺炎って何科の疾患? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:294
  2. 2018年度ダブル改定の“真の主役”は「看取り」 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:13
  3. 66歳女性。意識障害、痙攣 日経メディクイズ●心電図 FBシェア数:0
  4. 今冬はインフルエンザワクチンには頼れません! 特集◎いつもと違う! 今冬のインフルエンザ《1》 FBシェア数:257
  5. 62歳男性。口唇のしびれと呼吸困難 日経メディクイズ●神経内科 FBシェア数:0
  6. カフェイン中毒――侮ってはいけない市販薬 EM Allianceの「知っ得、納得! ER Tips」 FBシェア数:4
  7. 政策誘導の「はしご」は外されるのが当たり前? 記者の眼 FBシェア数:39
  8. 安定狭心症へのPCI、症状改善に有意差認めず 循環器・糖尿病診療のNew Stage◎LECTURE FBシェア数:0
  9. 若年男性に生じた発熱と多関節痛、何を疑う? カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:1
  10. インフルエンザウイルスの抗原変異は予測可能 特集◎いつもと違う!今冬のインフルエンザ《Interview》 FBシェア数:3