2004.04.26

協和発酵、抗パーキンソン病薬の米国での臨床試験を再開

 協和発酵は4月23日、米子会社のKyowa Pharmaceutical社が2003年10月に一時休止していた新規の抗パーキンソン病薬であるアデノシンA2A受容体拮抗薬「KW-6002(=開発コード)」の臨床試験を再開すると発表した。2004年第3四半期(7〜9月)をめどに第3相臨床試験を開始する。試験が順調に進めば、2006年半ばに新薬承認を申請し、2007年中には発売に漕ぎ着けたいとしている。

 同社はKW-6002の第2相後期臨床試験の終了段階になって、並行して実施していたラットに対する長期投与試験で、脳に成分不明の鉱質沈着が発生する現象が認められた。このため、米国医薬品食品局と合議の上、2003年10月に第3相以降の臨床試験を中止した。

 その後、沈着した物質の主成分がカルシウムとリンであることが分かった。正常な老化でも脳の石灰化が起こること、沈着発生部位の周辺の神経細胞に壊死や梗塞などが認められないことなどから、外部専門家の見解を踏まえ、臨床試験の再開・継続を決めた。

 協和発酵のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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