2004.04.23

FDAがパーキンソン病“オフ”時間の治療薬を承認

 米国食品医薬品局(FDA)は4月21日、パーキンソン病の患者が日常生活動作が困難になる、いわゆる“オフ”時間に対する注射による治療薬、Apokyn (成分名:apomorphine)を承認した。“オフ”時間の治療薬としてはApokynが初めてで、FDAの優先承認の対象となった。

 こうした“オフ”時間は、薬の効果がきれたり、また薬とは無関係に特発的に起こるものもある。治験ではApokynが、この両者の“オフ”時間に効果があることが示された。被験者のパーキンソン病が発症してからの期間は、平均で11.3年、レボドパと最低もう1種類の薬を服用していたという。なお、“オフ”時間は、パーキンソン病の典型的な治療を3〜5年続けた患者の、約10%が経験しているという。

 また、Apokynは副作用として重度の吐き気や嘔吐を伴うため、抗嘔吐薬と併用しなくてはならない。

 FDAによると、米国のパーキンソン病の患者数は約150万人。

 Apokynの製造元は、Draxis Pharma社(カナダ)で販売元はBertek Pharmaceuticals社(ノースキャロライナ州Research Triangle Park)。詳しくは、FDAのニュース・リリースまで。
(當麻あづさ、医療ジャーナリスト)

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