2004.04.13

トリインフルエンザ、国内流行株とタイ流行株は「遠縁」

 茨城県つくば市の動物衛生研究所における解析の結果、今年1〜3月に国内各地で流行した高病原性トリインフルエンザのH5N1ウイルスは、12人の感染とうち8人の死亡が確認されたタイで流行したH5N1ウイルス株とは一致度が低いことが明らかになった。4月に入って開催された農林水産省の家きん疾病小委員会で、動物衛生研究所感染病研究部長の山口成夫氏が報告した。

 報告によると、タイから送られたH5N1トリインフルエンザウイルス3株について、国内で分離されたウイルスと比較したところ、A型インフルエンザウイルスに特有の8分節構造において、ゲノム複製に関与するPA分節は94%と低い相同性だった。

 ほかの分節における相同性はほとんどが97〜98%で、1分節だけが99%だったという。

 同小委員会では、国内の山口県、大分県、京都府で発生した流行で分離されたウイルス株は互いに近縁であり、韓国で2003年12月に発生した流行で分離されたウイルス株とも近縁であることが報告されている。(中沢真也)

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