2004.04.01

日医新会長は植松氏、「透明な運営を目指す」

 日本医師会の新会長に、植松治雄氏(写真)が選出された。4月1日9時30分より行われた全国342人の代議員による選挙の結果、青柳俊氏が127票、植松氏が211票、金丸昌弘氏が0票で、植松氏が他を大きく引き離して日本医師会新会長となった。

 植松氏は「医師会運営を透明化し、意思決定のプロセスを分かるようにしていきたい」と抱負を語った。また、小泉改革に関しては、市場経済原理ばかりが強調され、社会保障のスタンスが弱いことを懸念する。そのため、「始めから反旗を翻しているわけではなく、国民が安心して生きていける制度作りをめざすために対話を行っていきたい」と語った。

 坪井栄孝氏が昨年10月に日本医師会会長の退任を表明したことで、当初、青柳俊氏(前日本医師会副会長、北海道、東北、九州各ブロック医師会推薦)、植松治雄氏(大阪府医師会会長、近畿ブロック医師会推薦)、金丸昌弘氏(大阪府赤十字血液センター)、櫻井秀也氏(前日本医師会常任理事、関東ブロック医師会推薦)、宮崎秀樹氏(参議院議員、中部ブロック医師会推薦)が相次いで立候補を表明した。

 だが、選挙戦終盤になって櫻井氏と宮崎氏は植松氏の応援に回り、最終的には坪井氏の路線継承を訴える青柳氏と、現体制に反意を示す植松氏の一騎打ちの形となった。

 なお、副会長は櫻井氏(220票得票)、宮崎氏(193票得票)に加えて、広島県医師会副会長の寺岡暉氏(194票得票)が、常任理事には雪下國雄氏、西島英利氏(ともに前日本医師会常任理事)、田島知之氏(千葉県医師会理事)ら10人が就任する。

 新医師会長となった植松氏は1931年大阪生まれ。1955年阪大卒業。現在、植松医院院長。1990年より大阪府医師会会長を務める。
(山崎大作、日経メディカル

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