2004.03.30

【再掲】【連載:がんの治療成績を読む】その18 大阪府のがん生存率開示(1) 施設別、種類別、進行度別に開示 大腸がんでは42.2ポイントの施設格差

 連載のパート4「がん生存率開示の問題点と将来像」に移る前に、今回と次回はホットニュースをお届けする。  

 3月25日、大阪府は全国に先駆けて府内のすべての地域がん診療拠点病院(10施設)の、施設別、疾病別(5種類の癌)、患者年齢などを調整した5年相対生存率を開示し、ホームページに掲示した。

 大阪府がん診療拠点病院
 治療医療機関別5年相対生存率

 ここに公開されたデータから、がんの生存率に関して大きな施設間格差が存在することが、また明らかになった。

 <表>はその概要をまとめたもの。大腸がんでは、最高の大阪府立成人病センター(以下、成人病センター)と最低の市立岸和田市民病院では42.2ポイントの差がある。肝臓がんでは、最高の成人病センターと最低の東大阪市立総合病院で36.4ポイントの開きがある。胃がんでも最高(成人病センター)と最低(東大阪市立総合病院)で33.2ポイントという大きなギャップが見られる。

 次回に続く・・・。 

(埴岡健一、日経メディカル

*随時、掲載します。

■<連載目次へ

■ お知らせ ■
**がん生存率格差への問題意識広まる**
 テレビ東京の報道番組「ニュースアイ」(平日 夕方5時〜5時25分、金=5時55分まで)にて、3月29日、「がん(1)病院でこうも違う生存率の謎」の中で、日経メディカル3月号とMedWaveの「がんの治療成績を読む 連載10」で掲載した、がん病院の生存率格差に関する話題が取り上げられました。本連載は、がん生存率の開示促進と格差解消を目指し、継続いたします。



■ 訂正 ■
 「がん」とすべきところ「癌」と表記していました。また、「ポイント」とすべきところを「%」で表示していました。お詫びして訂正いたします。
(MedWave)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 上腕に埋め込まれた「避妊の棒」を抜き取るには 小林米幸の外国人医療奮闘記 FBシェア数:104
  2. 新天地を目指すベテラン50代医師たちの事情 トレンド◎増える50歳代のキャリアチェンジ FBシェア数:8
  3. 指導医療官から「犯罪者扱い」された院長 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:0
  4. 高齢者対象の高血圧診療ガイドライン完成 NEWS FBシェア数:411
  5. いよいよ始まる「看護師による死亡確認」 トレンド◎厚労省が遠隔死亡診断のガイドライン FBシェア数:1757
  6. 80歳男性。右胸部に再発を繰り返す結節 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  7. DNARの落とし穴 Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」 FBシェア数:314
  8. 新専門医制度の来年導入に反対、1560人の署名を… 医師を中心にネットで集まり、厚生労働大臣に提出 FBシェア数:65
  9. 7カ月女児。喘鳴、活気不良、顔色不良 日経メディクイズ●小児 FBシェア数:0
  10. よく使う睡眠薬、マイスリーがシェアを拡大 NMO処方サーベイ FBシェア数:7