2004.03.26

東京都民の医療の不満、「長い待ち時間」「どの病医院がいいか分からない」がトップ

 東京都は、医療機関を選択するための情報入手について、インターネット上で都民モニターに対して実施したアンケート結果を発表した。その結果、都民の医療に対する不満で第1位の「待ち時間が長い」に次いで、「どの医療機関を選んだらよいか分からない」が2位に挙がった。

 東京都は2004年2月27日〜3月4日、インターネット上でアンケートに回答する都民モニター「eモニター」500人に対するアンケートを実施し、このほど調査結果を公表した。有効回答者数は488人(97.6%)だった。

 調査の結果、東京都の医療の現状に対して、満足と回答したのは約48%だったのに対して、不満とした回答は約46%だった。かかりつけ医がいるとした人では、満足が59%、不満が36%だったのに対し、かかりつけ医がいない人では、満足が39%、不満が53%であり、かかりつけ医を持つことと医療に対する満足に関連性が見られた。

 医療の現状に不満と回答した人が挙げた理由で、最も多かったのは、「待ち時間が長い」で86%、次いで「どの医療機関がよいか分からない」が66.7%と多かった。また、医療機関を選択するための情報が十分あるかという問いに対しては、実に82%が「ない」と回答しており、「ある」は11%に過ぎなかった。

 都民が医療機関を選ぶ際に必要な情報として挙げたのは、「所在地」「スタッフ数などの規模」「先進医療機器の設置状況」「治療方針」「病室の広さや快適性」など。医療サービスを利用するためにあらかじめ提供されていて当然の情報ばかりと言ってよい。ただし、医療機関を決めるための最終的な判断基準は「医療技術への信頼」が87.3%で、2位以下を大きく引き離してトップだった。

 東京都のアンケート調査結果はこちらを参照。(中沢真也)

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