2004.03.10

ブッシュ大統領夫人が女性の心疾患認知キャンペーンで来訪、良妻賢母論をアピール

 本学会のスペシャルイベントは米大統領夫人ローラ・ブッシュの特別講演である。ローラ夫人は3月8日朝に開催されたキーノートセッションに特別出演し、会場を埋めた心臓専門医に対して、女性の心疾患に対する理解と患者教育の必要性を訴える「Heart Truth(心臓の真実)」キャンペーンへの参加を呼びかけた。

 Heart Truthは、心疾患に対する女性の関心を高めようという狙いの国民的運動で、米国厚生省(NIH)の機関である国立心肺血管協会(NHLBI)がスポンサーになっている。ACCのほか、米国心臓協会(AHA)が運動を推進している。シンボルは赤いドレス。毎年最新ファッションが登場する。ローラ夫人も真っ赤なドレスを着て登場した。もちろん彼女が着るのはデザイナーの特別誂え品だ。

 講演の中でローラ夫人は、「調査によれば、女性の死因の第1位が心疾患であることを知っていた女性は、2000年には34%に過ぎなかったが、2001年に始まったHeart Truthキャンペーンにより、2003年には46%まで認知度が上昇した」とまず活動の成果を持ち上げた。

 夫人は、「女性は食料品の購入や調理を分担することが多く、ヘルスケアに関する家庭の意志決定の70%を担っている。したがって、医師が女性の教育に力を入れれば、結果として米国民全体の健康度を向上できる」と述べ、古き良き米国の家庭像、女性像をアピールした。

 米国では、国民の肥満化がどうしようもないところまで来ている。子どもを含め、一家全員が肥満という家族を見かけるのも珍しくない。ローラ夫人の言うように、生活習慣改善に対する母親的介入が今こそ求められているのかもしれない。(中沢真也)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. なぜ広がらない?看護師特定行為研修制度 リポート◎10年で10万人目指すも、1年半で583人… FBシェア数:15
  2. 「20年目に給与1500万円」が目安? Cadetto Special●医者の値段 2017 FBシェア数:0
  3. 「今すぐ英語で診断書を書いて!」と言われたら 小林米幸の外国人医療奮闘記 FBシェア数:3
  4. JCHO東京高輪病院で感染症内科医7人一斉退職 2017年4月から、ほぼ全科で土曜休診に FBシェア数:950
  5. 解雇された職員、撤回求め院長に交渉を要求 開業の落とし穴 FBシェア数:1
  6. 医師を待たずに緊急時のカテーテル交換 ケーススタディー◎訪問看護ステーション愛美園(茨城県桜川市) FBシェア数:20
  7. 病院全損の理事長が今語る、被災病院が歩むいばらの… 東謙二の「“虎”の病院経営日記」 FBシェア数:5
  8. 看護師特定行為研修、制度見直しに向け検討へ 開始から1年半、研修修了者が増えない実態を踏まえ FBシェア数:143
  9. 74歳女性。労作時呼吸困難 日経メディクイズ●救急 FBシェア数:0
  10. 郵送も可能なウェアラブル機器で心房細動を検出 駒村和雄の「健康寿命で行こう」 FBシェア数:54