2004.02.23

薬剤師国試、「4+2年」制への受験資格は12年間の経過措置

 6年制学部のほか、4年制学部の併存も認められる方向となった薬学教育改革。薬剤師国家試験の受験資格は当面、学部6年を卒業した者と学部4年卒業者で一定条件を満たす修士課程2年を修了した者の双方に付与される見込みだが、法施行から12年後に、受験資格は6年制へ一本化されることが19日までに明らかになった。

 薬学教育をめぐっては今月18日、文部科学省の中央教育審議会が、「薬学教育の改善・充実について」の答申を文科相に提出。薬剤師養成のための薬学部の教育期間は、現行の4年から6年に延長することが適当としながら、薬剤師国家試験については、学部6年を卒業した者に加え、学部4年卒業者でも一定条件を満たす修士課程2年を修了すれば、受験資格を付与すべきとの見解をまとめた。

 これに対し、薬剤師国家試験を所管する厚生労働省では、あくまで6年制の卒業生のみに受験資格を認める方向で検討を進めてきた。だが、6年制の今国会での成立を目指す考えから、方針を転換。水面下で文科省サイドと調整を重ね、「4+2年」制への受験資格を改正法施行から12年の経過措置とするとの条件で、文科省と合意に達した。また、薬剤師法の本則には6年学部教育課程のみを規定し、4年学部教育課程は付則へ記載するほか、受験資格の付与は厚生労働大臣が個別に認定することにもなった。

 文科省および厚労省では現在、それぞれ関連法の改正案作りを急ピッチで進めている。今国会で成立すれば、改正法は2006年4月に施行される予定だ。
(庄子育子、日経ドラッグインフォメーション

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