2004.02.06

「サプリメントドック」を高輪クリニックが開始 血液・尿を詳細に分析、必要なサプリをアドバイス

 東京都港区の高輪メディカルクリニックは2月4日から、受診者に詳細な検査を実施、その結果をもとに必要なサプリメントを割り出す「サプリメントドック」を開始した。

 検査の所要時間は約20分、検査結果とアドバイスは約2週間後に郵送で受診者に届く。費用は4万2000円。

 従来から、自分の心身の状態を問診票に記入し、それを基に必要なサプリメントを割り出すサービスはあったが、今回のような詳細な検査結果をもとにしたサービスは国内初とみられる。

 サプリメントドックでは、血液と尿を採取し、50以上の詳細な検査を実施する。

 検査項目は、健康診断で一般的に行われる血液・尿検査のほか、各種ビタミン・ミネラルやリコピン、ルテイン、CoQ10といった抗酸化成分の体内量、各種ホルモンの血中濃度、免疫力の指標となるNK(ナチュラルキラー)細胞やリンパ球の比率、活性酸素によるDNAの損傷度をみる8OHDGなど、9領域52項目。

 ホルモン濃度や8OHDGを調べる検査は高額だが、クリニックで一括して検査に回すため、患者の費用負担が少なくなったという。

 同時に、体組成(筋肉量や脂肪量など)も測定。血液・尿検査の結果と合わせて、受診者の健康状態を分析する。

 郵送される検査結果には、「鉄分やヘモグロビンが正常下限であることから、貧血予備状態(潜在的貧血)かもしれません」といった結果の分析コメントと、「抗酸化ビタミン(ビタミンC・E、CoQ10、リコピンなど)を含むもの」といった、補いたい成分のアドバイスが示される。

 ただし、具体的にどのサプリメントを、どのくらいのめばいいかはアドバイスの対象外。

 同クリニックは約30社のサプリメント販売会社と提携し、推薦するサプリメント商品をカタログのような形で受診者に示す。

 「提携商品の中から選んでもいいし、自分で別の会社のサプリメントを選んでもいい」(同クリニック院長の久保明氏)。

 また、医師から15分のアドバイスを受けられるサービス(5000円)や、約40分の栄養カウンセリング(4000円)をオプションとして用意している。

 今回の新サービスは、同クリニックが従来から行ってきた「健康寿命ドック」(検査項目は8領域90項目、9万8000円)の受診者約600人、「クイック女性ドック」(ホルモン検査や超音波検査、骨密度など、2万5000円)の受診者約200人の測定結果などをもとに開発した。

 「今後、ほかの医療機関や薬局と提携して、提携先の医師や薬剤師から受診者がアドバイスを受けられるようにしたい」と久保氏。

 2004年3月から首都圏を中心に提携先を開拓し、半年後には提携先を全国に広げていく考え。(小山千穂)

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