2004.02.04

【インフルエンザ速報】 農水省、鶏用トリインフルエンザワクチンの緊急用国家備蓄を決定

 農林水産省は2月3日に開催された家きん疾病小委員会で、トリインフルエンザの蔓延防止のため、鶏用ワクチンを国が主体となって購入し、備蓄することを明らかにした。ワクチンはH5N2対応の不活化ワクチンで、1回投与量で320万羽分。2月中旬にメキシコから輸入する。購入費用は2700万円。

 家きん疾病小委員会では、抗体が感染によるものかワクチン接種によるものか見分けがつかなくなるため、予防目的のワクチン接種は好ましくないと結論付けている。同小委員会委員長で北海道大学の喜田宏氏も、「基本は摘発・淘汰(殺処分)であり、感染を防ぐにはそれしかない。何百万羽にワクチン接種する手間とコストもばかにならない」と強調する。

 しかし、万一封じ込めに失敗して感染拡大を制御できなくなった時、さらに大きな蔓延を防ぐ目的で使用する。具体的には、一つの養鶏場での封じ込めに失敗して周囲の複数の養鶏場に拡大した場合、半径30km以内の養鶏場で接種を行うといった事態を想定している。ワクチン使用の指令は農林水産大臣または都道府県知事が発することになる。(中沢真也)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 採用面接に妻同席、空気を一変させたある一言 医師ヘッドハンティングの舞台裏 FBシェア数:13
  2. 58歳男性。口唇の皮疹 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  3. 院長の「腹心」看護師の厳しすぎる指導で退職者続出 院長を悩ます職員トラブル大研究 FBシェア数:5
  4. 腰椎手術後に低酸素脳症、麻酔医らの過失認定 判例に学ぶ 医療トラブル回避術 FBシェア数:1
  5. 認知症ではないと診断した患者が事故を起こしたら医… プライマリケア医のための認知症診療講座 FBシェア数:431
  6. なくならないアカハラ、学外機関設置で予防を 記者の眼 FBシェア数:28
  7. これからは早期からの在宅ケアの時代? Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」 FBシェア数:72
  8. 免許更新の認知症診断に医療機関は対応できるか リポート◎3・12道交法改正で対象者は年間5万人 FBシェア数:132
  9. オーソライズド・ジェネリックへの釈然としない思い… 熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」 FBシェア数:45
  10. 逆流性食道炎のリスク因子に男女差あり 学会トピック◎第13回日本消化管学会総会学術集会 FBシェア数:2