2004.02.03

【インフルエンザ速報】 ベトナムでH5N1ヒト−ヒト感染疑いの家族感染、WHOは調査継続の必要性を強調 

 世界保健機関(WHO)は2月2日、先にヒト−ヒト感染の可能性もあり得るとしたベトナムの家族についての追加情報を発表した。感染が発生したベトナムThai Binh省の一家は31歳の男性とその二人の姉妹で23歳と30歳の女性、男性の妻で28歳の女性の4人。このうち、妻を除く3人が死亡している。23歳と30歳の姉妹はH5N1の検査陽性が確認されたが、男性とその妻については、検査は実施されていない。

 彼らは、男性と妻の結婚式の準備のために年末に集まり、男性と姉妹のうち一人が、1月4日に調理のために鴨をさばいていたことが判明している。しかし、妻と姉妹の他の一人が、鶏などに接触しなかったかどうかは明らかではないという。また、二人の姉妹は、先に発病した兄の看病に当たったことが判明している。

 こうした経緯からWHOは、ため、ヒト−ヒト感染を選択肢の一つとして想定したもの。鳥との接触や鶏糞などによる環境からの感染の可能性も否定できないと強調している。現地の保健当局からは、4人を除く家族や男性の診療に当たった医療関係者、結婚式の参加者などには異常は見られたという報告はないという。WHOでは個々のH5N1感染症例について、調査継続の必要性を強調している。

 WHOのプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 人工呼吸器の中止はモルヒネによる緩和ケア後に インタビュー◎集中治療における終末期医療の日米の違いを考える FBシェア数:146
  2. 頭に何かできました。もしかしてガンですか? 佐藤俊次の「毎日使うダーモスコピー!」 FBシェア数:29
  3. 「おちんちんが小さいのでは?」と聞かれたら 泣かせない小児診療ABC FBシェア数:50
  4. スポーツ貧血治療、実は結構気を遣うんです あなたの知らないスポーツ内科の世界 FBシェア数:28
  5. 32歳男性。全手指の爪症状 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  6. 2018改定で加速! 診療実績ない病院は淘汰へ 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:79
  7. 幻肢の痛みをバーチャルリアリティーで癒す トレンド◎幻肢痛の治療最前線 FBシェア数:94
  8. インフルエンザ発症直後は心筋梗塞が増える NEJM誌から FBシェア数:119
  9. 実は一番厄介なセンター国語対策をどうすべきか 松原好之の「子どもを医学部に入れよう!」 FBシェア数:5
  10. 当直が大人気、相澤病院の働き方改革とは 日本病院会会長の相澤孝夫氏に聞く FBシェア数:1984
医師と医学研究者におすすめの英文校正