2004.02.02

【インフルエンザ速報】 ベトナムでトリインフルエンザのヒト−ヒト感染の可能性、WHOが発表

 世界保健機関(WHO)は2月1日、ベトナムで高病原性トリインフルエンザによって死亡した家族内でヒト−ヒト感染が起きた可能性があると発表した。

 この家族は、同国Thai Binh省に住む男性とその妻、男性の姉妹で23歳と30歳の女性の4人。いずれも重症の呼吸器疾患を発症した。このうち、23歳と30歳の姉妹は1月10日に発病して13日に入院し、23日に死亡した。男性は1月7日に発症して12日に死亡している。男性の検体は残されていないが、WHOは可能性の一つとして、男性から姉妹への限定的なヒト−ヒト感染があった可能性を示唆している。

 ベトナムでのH5N1感染が確認されたのはこれで10人目。このうち8人は死亡している。今回の家族の症例以外は、すべて鶏などとの直接接触が確認されている。

 WHOはこれまでの調査から、1997年の香港と2003年のオランダにおけるトリインフルエンザの流行時に限定的なヒト−ヒト感染が発生していた可能性が高いとしているが、これまでのところ、2次感染者が重症になることはなかったという。仮に今回、人間に対する高い病原性を保ったままヒト−ヒト感染が起きたのであれば、これまでにない事態ということになる。

 本件についてのWHOのプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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