2004.01.29

【日経メディカル版◇良い病院ランキング】 第3弾 小倉第一病院がトップ、2位は聖路加国際病院が、3位は岸和田市民病院

 本誌の昨年10月号、11月号で実施した「良い病院ランキング」。今回は、日本医療機能評価機構が2002年9月以降、認定を始めた「評価第4版方式」で受審・認定されている病院を対象にランキングを行った。

 その結果、下表のように、総合順位では小倉第一病院が1位、聖路加国際病院が2位、岸和田市民病院が3位となった。

 また、分野別にみると「診療の質の確保」の分野では、岸和田市民病院、聖路加国際病院、国保旭中央病院がベストスリーだった。  

 第4版認定病院の中でも、上位と下位では「総合」で約160点、「診療の質の確保」の分野で約70点の差があり、同じ認定病院でも評点には大きな開きがあった。  

 小倉第一病院の院長である中村定敏氏は、総合順位1位の結果について次のように語る。

 「10年間、一貫して病院の組織改造をモットーにやってきた。まず、職員に競争をさせて活力を生んだ。次に、外部評価を取り入れるべきと考えて、医療機能評価が始まったらすぐに受審した。さらには、他業界のサービス改善の知恵を積極的に学んだ。ランキングトップは、職員挙げての継続的努力が結果として表れたわけで、大変うれしいことだ」。  

 同機構の第2版、第3版による評価は、病院の「質」を安全管理委員会やマニュアルの有無など、組織体制の観点から採点するもので、評点結果は病院の改善への取り組み姿勢を反映していると考えられる。しかし、その取り組みが提供する医療の質の改善につながっているかどうかは十分に評価できる仕組みになっていない。

 そこで第4版では、実際に病院で行われている診療行為を採点する「ケアプロセス評価」を取り入れ、一歩、評価方法を進歩させている。
(埴岡健一、日経メディカル

ランキング算出方法

 2003年12月末現在で、全国9239病院のうち1100病院が日本医療機能評価機構の認定を受けている。うち第4版の認定は162病院。そのうち12月末現在で同機構のホームページ上で評点を公開している「一般病院」と「複合病院」合わせて65施設を、今回のランキングの対象とした。

 評価第4版方式では6分野(「精神科に特有な病院機能」と「療養病床に特有な病院機能」の2分野を除く)で178の審査項目があり各5点満点。順位は、これらの評価項目の合計点に基づく。ただし、3次救急体制など該当しない病院が多数ある13項目については計算から除外した。「診療の質の確保」と「看護の適切な提供」のケアプロセスは病棟ごとに評価が行われるが、ランキング集計には、病棟の平均点を使用した。なお、再審査を受けた項目は、再審査の点数を採用した。

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http://emook.nikkeibp.co.jp/nm2004001/nm2004001.html
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