2004.01.28

FDA、OTC鎮痛剤の正しい使用法について消費者に警告

 米国食品医薬品局(FDA)は1月22日、一般用医薬品(OTC)鎮痛剤の正しい使用法について、消費者向けキャンペーンを始めると発表した。対象となるのは、アセトアミノフェンと、アスピリンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)。こうした鎮痛剤は、過剰投与をしたり、ある種の薬を併用することで、重篤な副作用を発症する可能性があることを、消費者に広く知らせ注意を促すことが狙い。

 具体的には、OTC鎮痛薬の服用に関する注意事項を盛り込んだパンフレットを、薬局や医療機関で配布したり、約100種の雑誌に広告を掲載するなどの方法で広く消費者に告知していく。

 注意事項の例としては、アセトアミノフェンの過剰投与は、肝臓障害を引き起こし、死に至る可能性もあること。また、肝臓障害は、アセトアミノフェン服用中に、1日3杯以上の飲酒をする人でリスクが高くなるとしている。

 FDAによるとアセトアミノフェンは、かぜ薬や頭痛薬など、600種類以上のOTCや処方薬に含まれているため、消費者が誤って過剰に服用してしまう可能性が大きいという。

 また、NSAIDについては、服用することで胃腸からの出血を起こすことがあり、そのリスクは60歳超の人や、処方薬の抗凝固薬やステロイドを服用する人、また胃腸出血の病歴がある人などでそのリスクが高まること。さらにNSAIDは腎臓障害のある人や利尿薬を服用している人で、非可逆的な腎臓障害を引き起こすリスクが高まるとしている。

 詳しくは、FDAによる、ニュース・リリースまで。(當麻あづさ、医療ジャーナリスト)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. マッチング最終結果、市中病院人気が再び加速 【2017年度】フルマッチ校は11校、東京医科歯科大は5年連続 FBシェア数:253
  2. 不足だけでないインフルエンザワクチンへの懸念 記者の眼 FBシェア数:418
  3. ベルソムラは就寝前に飲んじゃダメ!? セキララ告白!個別指導 FBシェア数:127
  4. スタチン:首位クレストールにリピトールが迫る NMO処方サーベイ FBシェア数:3
  5. 単回使用医療機器に関する通知が揺れたワケ 短期集中連載◎どう読む?医療機器の再使用に関する通知(1) FBシェア数:17
  6. 新禁煙宣言、禁煙指導の技能が専門医資格要件に 学会トピック◎第40回日本高血圧学会総会 FBシェア数:151
  7. 交替時間のオーラ 病院珍百景 FBシェア数:9
  8. 腸管透過性亢進に関連する疾患にルビプロストンが有… 学会トピック◎JDDW2017 FBシェア数:2
  9. 患者の言葉を“翻訳”するための質問 患者の心を開くメディカル・サポート・コーチング塾 FBシェア数:2
  10. 診療所の運動器リハ、意外だった査定の理由は? あのレセプトが削られたわけ FBシェア数:92