2004.01.26

【インフルエンザ速報】 高病原性トリインフルエンザ研究、緊急実施向け予算措置 

 日本で分離された高病原性トリインフルエンザの起源解明やヒトへの感染防止などを目的とした研究プロジェクトがスタートする。山口県で国内では79年ぶりの発生があったことや、ベトナム、タイでヒトへの感染が確認されたことなどから、公的研究機関や大学など複数の研究機関で速やかな研究開始を目指す。1月23日に農林水産省が「高病原性鳥インフルエンザ対策に関する緊急調査研究案」として発表した。当面、科学技術振興調整費7500万円を活用する予定。1月29日に開催される総合科学技術会議で正式に決定する。

 主な研究内容は次のとおり。
1.ウイルスの起源の研究:国内で分離されたH5N1型トリインフルエンザウイルスの遺伝子解析を行い、既知のウイルス情報との比較から、ウイルスの由来を解明する。
2.病原性の解析:国内で分離されたH5N1ウイルスが鳥類やほ乳類に伝搬する可能性と病原性を確認する。
3.ヒトへの感染予防:分離されたウイルスの迅速診断キットやワクチン開発の基礎研究と、ヒトにおける対応マニュアルの策定。

 このうち、ウイルス起源研究は動物衛生研究所と鳥取大学、自然環境研究センターが分担し、病原性の解析は動物衛生研究所と北海道大学が、また、ヒトへの感染予防については東京大学医科学研究所と国立感染症研究所、国立国際医療センターが分担する予定としている。

 本研究計画についての農林水産省のプレスリリースはこちらまで。(中沢真也)

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