2004.01.09

もろみ酢が人気、アミノ酸は脱落、冷却シートが初登場 −−ケンコーコムの売れ筋から見た2003年のヒット商品

 健康関連の食品やグッズを広く扱う大手通販サイト「ケンコーコム(http://www.kenko.com)」(運営:ケンコーコム・東京都港区)はこのほど、同サイトの2003年・年間売れ筋ランキング(上位30位まで。出荷個数ベース)をまとめた。2002年と比較してみると、人気成分・素材の栄枯盛衰ぶりを垣間見ることができる(表参照)。

 新顔ながら年間第1位となったのが、ローズヒップオイル。ローズヒップオイルとは、南米アンデスに自生する野バラの種子から抽出したオイル成分で、リノール酸やリノレン酸を豊富に含む。顔に塗ると高い美肌効果を得られると、テレビや雑誌が取り上げたのをきっかけに人気が高まっている。

 ローズヒップは以前から、天然のビタミンC源として、消費者の認知度が高かった。実際、2002年にはローズヒップのハーブティー製品が30位までに3製品入っていた。

 消費者が理解しやすい成分だったことも、ヒットの要因といえるだろう。

 引き続き好調を維持しているのが、沖縄の健康酢「もろみ酢」。30位までに3製品が残り、同様の健康効果を期待できる香酢(こうず=もち米を原料にした中国のお酢)の2製品もランクイン。ユーザーのリピート率も高いようで、「お酢は健康にいい」というイメージが消費者に定着したようだ。

 また、健康にいいという沖縄食材ブームを反映して、ゴーヤー関連商品にも注目が集まった。ゴーヤーは、実に高めの血糖値を下げる作用があり、種子にはダイエット効果や抗ガン作用で注目の「共役(きょうやく)脂肪酸」を豊富に含む。

 一方、2、3年前からダイエット成分として一大ブームを巻き起こし、2002年は30位内に3製品がランクインした「アミノ酸」は、2003年には30位圏内から姿を消した。

 毎年、年明け早々から注目が高まる花粉症関連では、2002年に登場した「メグスリノキ」関連商品に替わって、2003年は「シジュウム」の人気が高かった。3位、15位、26位にランクイン。シジュウムは南米原産の植物で、葉に含まれるポリフェノールが、鼻水やくしゃみの原因になるヒスタミンの働きを抑えるとされる。

 さて、30位のほとんどを食品が占める中で、異色の新顔といえるのが「冷却シート」。8位と13位にランクインした。

 冷却シートは、発熱時におでこに貼る用途を目的に作られた冷湿布。ところが、冷却シートを体に貼るだけで体脂肪を減らせるという「冷却シートダイエット」が、2003年に話題のダイエットの一つになった。「人間は寒さを感じると体脂肪を燃やして体温を維持しようとする」という原理に基づくダイエット法だ。

 さて、2004年はどんな新顔が出てくるのか、どの成分や素材が生き残るのだろうか。(小山千穂)



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