2004.01.06

【インフルエンザ速報】 山形県に続き、北海道でも警報、いよいよ流行期に 

 国立感染症研究所の感染症情報センターが2004年1月5日に発表したインフルエンザ予報(流行レベルマップ)によると、2003年第50週(12月8日〜12月14日)に山形県内で今冬初のインフルエンザ警報が出たのに続き、2003年第51週(12月15日〜21日)には山形県と北海道で警報、また北海道、福島県、埼玉県、群馬県で注意報が出された。

 これは全国約5000カ所のインフルエンザ定点医療機関からの報告をもとに、管轄の保健所単位で週ごとに注意報、または警報として通報するもの。今回、警報レベルに達したのは、山形県内にある4つの保健所の一つで北東部を管轄する同県新庄市の最上保健所と、北海道釧路市を管轄する釧路市の釧路保健所の2地域。全国で今冬初めて警報レベルに達した山形県最上保健所の管轄地域では、インフルエンザ定点医療機関5カ所に対して第50週にインフルエンザ様疾患患者数が168人に達し、警報レベルを超えた。

 一方、注意報レベルに達したのは、釧路市に隣接する北海道標津郡中標津町の中標津保健所管轄地域、福島県北部の福島市御山町にある県北保健所管轄地域と会津若松市の会津保健所管轄地域、群馬県高崎市の高崎保健所管轄地域、埼玉県西部の秩父保健所管轄地域の計5カ所になった。

 現在までのウイルス検出報告は、A/ソ連型が1件、A/香港型が71件、B型が12件で、A/香港型が主流になっている。

 警報は大きな流行の発生・継続が疑われることを示すもので、インフルエンザの定点当たり報告数(医療機関当たりの患者数)が30を超えると発せられ、その後10以上だと警報を維持する。注意報は10を超えると発せられ、流行の発生前であれば、今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性があるということ、流行中であれば流行が継続している(終息していない)可能性が疑われることを意味する。

 感染症情報センターのインフルエンザ流行レベルマップはこちらまで。(中沢真也)

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