2003.12.19

FDAが口と鼻のしわを治療する注入ゲル剤を承認

 米国食品医薬品局(FDA)は12月12日、口と鼻の周りのしわを治療する、注入ゲル剤Restylaneを承認した。成分はヒラルロン酸という。患部に注入することで、中程度から重度のしわを改善する効果があるという。治療を受けた人の約3分の2が1回の注入で、残りが複数回で望ましい効果を得ることができ、改善効果は約6カ月持続したとしている。

 治験では、138人に対し、鼻から口にかけてのしわについて、顔の片側にはRestylaneを、別の側にはウシコラーゲン製品(商品名:Zyplast)を注入した。6カ月後に結果を比べたところ、双方に同等のしわ改善効果が見られたという。なお、被験者の大部分は白人女性の非喫煙者で、それまでの日光への暴露も最低限の人だったという。

 また最初の治療から14日後に副作用について比較したところ、皮膚に重度の赤味が見られたのはRestylaneが5.1%に対しZyplastは5.8%、重度の紫斑はそれぞれ3.6%と0.7%、重度の腫れは同3.6%と1.4%、重度の痛みは同3.6%と1.4%、重度の圧痛は同2.9%と1.4%だった。

 なお、しわ治療用の注入剤としてFDAはこれまでに、コラーゲンとボツリヌス毒素を承認している。Restylaneの製造元は、Q-Med AB社(スウェーデン)。詳しくはFDAによるニュース・リリースまで。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 大阪北部で地震発生! 救急医の1日 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:127
  2. 85歳の癌患者に標準治療を行いますか? リポート◎高齢癌患者の治療適否は予後とQOLへの影響で判断 FBシェア数:64
  3. CT読影レポートの見落し、どうすれば防げる? 中山祐次郎の「切って縫うニュース」 FBシェア数:62
  4. 55歳女性。両眼瞼の掻痒、発赤腫脹 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  5. 患者トラブルの背後に隠れていた「虐待」 なにわのトラブルバスターの「患者トラブル解決術」 FBシェア数:38
  6. 新しい外来診察室で働き方が変わる ケーススタディ◎グッドデザイン賞を受賞した「ユニバーサル外来」 FBシェア数:7
  7. 50代男性「肺炎が治らない」で注意すべきは? カンファで学ぶ臨床推論 FBシェア数:1
  8. 診療拒否が違法か否かを判断する「3つの要素」 裁判官が語る医療訴訟の実像 FBシェア数:129
  9. 10歳男児。頭痛、嘔吐、けいれん 日経メディクイズ●小児 FBシェア数:0
  10. ズバリ!up to date問題の出題のヤマはこ… 総合内科専門医試験 「一発合格」への道 FBシェア数:33
医師と医学研究者におすすめの英文校正