2003.12.15

週1回皮下投与のIFN製剤「ペガシス」が発売

 中外製薬は12月12日、C型慢性肝炎治療薬のペグインターフェロンアルファ-2a(遺伝子組み換え)「ペガシス」を、薬価収載(関連トピックス参照)を受け同日発売すると発表した。同薬には優先審査が適用、輸入承認申請から1年強での発売となった。

 ペグインターフェロンは、ポリエチレングリコール(PEG)を結合し、血中半減期を延長させたインターフェロン(IFN)製剤。C型慢性肝炎患者を対象にした国内の治験では、従来型IFN投与群より総じて高い著効率を示し、インフルエンザ様症状などの副作用発現頻度が低下することが確かめられている(関連トピックス参照)。一方、皮膚症状や血小板減少などの血球系副作用は従来のIFN製剤より多いため、十分な経過観察が必要だ。

 用法・用量は、1回180μgを週1回、皮下に投与するというもの。製剤は90μgと180μgの2種類で、薬価は90μg1バイアルが1万5634円、180μg1バイアルが3万587円。1週当たりの薬価では、最も安い「スミフェロン」(スミフェロン、スミフェロンDS300万IU週3回投与が2万5476円)に次ぐ安さで、週1回の皮下投与で済むことから、従来のIFNを代替しそうだ。

 この件に関する中外製薬のニュース・リリースは、こちらからダウンロードできる。(内山郁子)

■ 関連トピックス ■
◆ 2003.12.5 中医協、テリスロマイシンなど新医薬品の薬価収載を了承
◆ 2003.11.19 C型肝炎にペグ−IFN承認、週1回投与で簡便だが血球減少に要注意−−日経メディカル11月号

■ 参考トピックス ■
◆ 2003.10.16 DDW-Japan 2003速報】C型肝炎のIFN治療で新指針、難治例に「IFN−リバビリン併用療法後のIFN単独長期投与」を初めて推奨、治療に“年齢制限”も

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