2003.12.12

【解説】 花粉症に効く機能性食品 注目の5社5商品群が登場へ

 花粉症の症状を緩和する成分を含む機能性食品の商品化が、相次いでいる。

 いずれも、花粉症に対する効果をヒトで実証した商品。特に、2004年1月第2週は、商品の発売開始の当たり週になる。

 まず、2004年1月12日(月)にコカ・コーラ グループが、ペパーミント抽出物300mgを配合したミントポリフェノール入り紅茶飲料「春のミント習慣」(350ml入りペット160円、340g入り缶150円)を全国発売する(関連トピックス)。

 同1月13日(火)には、カルピスが「季節・環境に敏感な方に! 機能性<U>乳酸菌L-92菌!」と商品に明記した飲料「インターバランス L-92」3品目を全国で発売する。商品はビン容器の「<ヘルシーショット>」(100ml入り、150円)、ペットボトル容器の「<ヘルシーグルト>」(350ml、170円)、それにポリスチレン容器のチルド飲料「<のむヨーグルト>」(この商品のみ、カルピス味の素ダノンを通じて発売)の3品目。2004年に約30億円(小売りベース)の販売を目指す。

 同1月15日(木)には、キッコーマンがトマト果皮に含まれるポリフェノール「ナリンゲニンカルコン」を成分とする栄養補助食品「キッコーマン トマトのちからドリンク」(50ml瓶、オープン価格・目安価格は180円くらい)と、「キッコーマン トマトのちから チュアブルタイプ」(15粒袋、オープン価格・目安価格600円くらい)を全国発売する。

 2003年1月発売のタブレット2アイテム(通信販売専用の約180粒袋、希望小売価格2500円と、今回パッケージリニューアルの約60粒ボトル、オープン価格・目安価格は900円くらい)と合わせて、シリーズで4アイテムを揃える。

 2003年の花粉症シーズンはタブレットタイプだけで5億円を売り上げたが、2004年は4アイテムで15億円と、対前年比3倍増を目指す。

 これに先駆けて2003年12月1日から、味の素とキリンビールが、花粉症に対する効果をヒトで確認した機能性食品の全国発売を開始している。

 味の素は医薬カンパニーが、ナノテクノロジーで効果を高めたキノコ機能性食品「ミセラピスト 超微粒子β-グルカン」の全国発売を12月1日に通信販売で開始(関連トピックス)。

 キリンビール・グループは、花粉症を抑える効果が高い乳酸菌としてキリン・グループが選び出したKW乳酸菌の健康補助食品「キリン ノアレ」の全国発売を、グループ企業のキリン ウェルフーズが12月1日に開始した。

 次いで同じくキリンのグループ企業の小岩井乳業も、KW乳酸菌を活用したヨーグルトを近く商品化する見込みだ(関連トピックス)。

 ここで紹介した5社5商品群は、いずれも03年あるいは02年の花粉症シーズンに、花粉症の症状を緩和できることをヒトで確認した商品群だ。

 しかし、薬事法による制限で、ヒト試験の研究結果を、商品と一緒にして消費者に伝えることができない状態が続いている。(河田孝雄)

■ 関連トピックス ■
◆ 2003.12.5 注目商品】
ペパーミントが花粉症を緩和
日本コカ・コーラが紅茶飲料として、1月から発売へ

◆ 2003.11.14 専門記者の目】
キノコの医薬品メーカー3社−−味の素、呉羽化学、台糖
キノコ健康食品を相次ぎ商品化、話題を集める

◆ 2003.10.17 花粉症に効くヨーグルトや乳酸菌飲料が続々登場か
キリンやカルピスがヒトで効果を検証、学会で発表へ



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