2003.12.02

インフルエンザ、46週は全国で57例の報告

 国立感染症研究所が12月1日に発表した2003年第46週(11月10日〜11月16日)の感染症発生動向調査によると、インフルエンザの報告が全国21都道府県からあった。多かったのは、大阪府の9件、埼玉県の8件、愛知県の7件など。ただし、定点当たり報告数(1医療機関当たりの患者数)は0.01で、まだ流行期には入っていない。

 咽頭結膜熱は第29週から42週まで減少を続けた後上昇傾向に転じ、45週目で微減したが46週では再び増加して、全国平均の定点当たり報告数は0.18になった。都道府県別では、鳥取県(1.4)、山形県(0.7)、愛媛県(0.7)が多い。

 A型溶血性レンサ球菌咽頭炎は33週以降、増加傾向が続いている。例年では50週付近に年内のピークがあり、同様の経過なら今後も患者数が増える可能性もある。都道府県別では、鳥取県(4.3)、山形県(3.3)が多い。

 感染性胃腸炎は34週以降、微増傾向を示した後、43週から患者数が急増した。全国平均の定点当たり報告数は6.16、都道府県別では、宮崎県(18.9)、福井県(18.7)、石川県(13.8)が多い。

 全数報告の対象となる感染症については以下の通り(11月20日集計分)。

 1類感染症:報告なし。
 2類感染症:コレラ1例、細菌性赤痢4例、腸チフス2例。
 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症34例(うち有症者22例)。
 4類感染症:つつが虫病4例、デング熱1例、マラリア1例、E型肝炎1例(インド)、A型肝炎2例(国内)。
 5類感染症:アメーバ赤痢7例、ウイルス性肝炎7例(B型6例、C型1例)、後天性免疫不全症候群21例(AIDS5例、無症候13例、その他3例)、ジアルジア症1例、梅毒1例、バンコマイシン耐性腸球菌感染症1例。

 感染症発生動向調査週報第46号(第46週分)の全文は、こちら(pdfファイル)まで。(中沢真也)

■新刊のお知らせ■

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 専攻医募集で総合診療が「惨敗」、その理由は? 記者の眼 FBシェア数:646
  2. 神になりたかった男 徳田虎雄 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:257
  3. 順調に進んでいた承継話が破談になったわけ その開業、本当に大丈夫ですか? FBシェア数:0
  4. 大学病院の医師には専門業務型裁量労働制を シリーズ◎医師の「働き方改革」 FBシェア数:58
  5. 「ホワイト」認定を受けた病院の狙いと成果 記者の眼 FBシェア数:0
  6. 11県で総合診療科研修プログラムの応募ゼロ 新専門医制度、初年度専攻医の一次登録を締め切る FBシェア数:230
  7. 心房細動の電気的除細動後に脳梗塞発症 駒村和雄の「健康寿命で行こう」 FBシェア数:152
  8. 厚労省に翻弄され続けた化血研、事業譲渡へ ニュース追跡◎化血研事件の顛末 FBシェア数:7
  9. 笛を吹かれる前に考えるべきことがあるだろう? 森井大一の「医療と経済と行政の交差点」 FBシェア数:6
  10. 眠れない患者さんにあげたいもの 病院珍百景 FBシェア数:6
医師と医学研究者におすすめの英文校正