2003.11.28

FDAが第3のED治療薬を承認、PDE5阻害薬3剤の揃い踏みに

 米国食品医薬品局(FDA)は11月21日、勃起機能不全(ED)の治療薬として、タダラフィル(米国での商品名:Cialis)を承認した。米国内で承認された経口のED治療薬としては、シルデナフィル(わが国での商品名:バイアグラ)、バルデナフィル(米国での商品名:Levitra、わが国では承認申請中、関連トピックス参照)に次ぐ3剤目。既にこの3剤が市販されている欧州に続き、米国内でもシェア争いが激化しそうだ。

 タダラフィルもシルデナフィルやバルデナフィルと同様、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)の選択的な阻害薬。PDE5は勃起の発現・維持(陰茎海綿体への血液流入)に必要なサイクリックGMP(cGMP)を分解するが、同薬はPDE5の作用を阻害してcGMPを増加する。

 他2薬とタダラフィルとの違いは、血中半減期が長いため、「性行為の1時間前に服用する」との“縛り”がないこと(関連トピックス参照)。他2薬より服薬タイミングの自由度が高く、「長く効く」わけだが、その分、代謝への影響も長く続くため、併用薬や腎機能、肝機能には一層の注意が必要になる。

 この件に関するFDAのニュース・リリースは、こちらまで。(内山郁子)

■ 関連トピックス ■
◆ 2003.8.22 FDA、勃起機能不全の新治療薬を承認
◆ 2002.5.30 新ED治療薬タダラフィル、服用36時間後でも性行為成功率を改善

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 検査キットに振り回されるインフルエンザ診断 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:362
  2. DNAR指示は「治療不要」という意味ではない 日本集中治療医学会倫理委員会委員長の丸藤哲氏に聞く FBシェア数:1049
  3. 「名門」を出てもその先は自分次第 木川英の「救急クリニック24時」 FBシェア数:176
  4. 認知症ではないと診断した患者が事故を起こしたら医… プライマリケア医のための認知症診療講座 FBシェア数:202
  5. 人をイライラさせる学会ホームページを撲滅せよ 裴 英洙の「今のままでいいんですか?」 FBシェア数:111
  6. 卒後10年、初の転勤で病院院長に着任しました 中山祐次郎の「切って縫うニュース」 FBシェア数:427
  7. インフルエンザ脳症が58例に、6人死亡 インフルエンザ診療Next:トピックス FBシェア数:363
  8. 致死的な重症呼吸不全を救う人工肺「ECMO」 トレンド◎インフルエンザによる肺炎の救命率向上も FBシェア数:486
  9. 降圧治療で本当に120mmHgを目指しますか? 医師1000人に聞きました FBシェア数:6
  10. 死ぬレベルの疑義照会 vs 帰りたい患者 原崎大作の「今日の薬局業務日誌」 FBシェア数:256