2003.11.13

日経メディカル「患者アンケート報告」第1回(病院への意識)  深い「日本の医療」への不信感



 日経メディカルがインターネット上で実施した患者アンケートで、患者の病院に対する強い不信感が改めて浮き彫りになった。

 図1に見るように、「日本の医療サービスは満足できる内容ですか」の問いに、回答者149人中、「強くそう思う」は一人のみであった。「そう思う」もわずか15人で全体の10.1%。「そう思わない」(44.3%)と「強くそう思わない」(9.4%)を合わせると5割を超えた。

 「必要だと感じるが、不足している情報は」との質問への回答は、図2の通り。



 「治療法の選択」(106人)、「病院ごとの治療成績」(102人)、「患者の満足度」(93人)、「セカンドオピニオン」(78人)などについて、半分以上の人が選択した。患者が治療選択をするときに必要となる情報が、大いに不足していることが分かる。

 「病気に関する情報」は47人と比較的少なく、患者が必要性を強く感じるのは、病気そのものの知識より、実際、「どこの病院でどんな治療法を受けるか」を決めるのに役立つ情報であることが分かる。(続く)                  
(埴岡 健一、日経メディカル

まとめ】
・日本の病院に信頼を持っているのは1割のみ。
・情報不足感が強く、特に病院を選択するときの手がかりになる情報への希求感が強い。

アンケート概要】
 日経BP社が提供するWebサイト「Medwave」上で実施。日経ビジネスが発行するメールマガジン日経ビジネスExpressの読者にも、アンケート実施を周知した。10月10日から21日にかけて149人の回答を得た。各設問に対する有効回答は各設問集計に記載した通り。  

 回答者の年齢は、20〜29歳(13人)、30〜39歳(47人)、40〜49歳(47人)、50〜59歳(26人)、60〜69歳(14人)、70歳〜79歳(1人)、無回答(1人)。かかった科目は一般内科(25人)、消化器内科(15人)、循環器内科(10人)、産婦人科(9人)、整形外科(9人)などだった(ご回答くださった皆様に感謝いたします。なお、厳正なる抽選の結果、ご回答いただいた皆様の中から、抽選で20名様に図書券=3000円分=を贈呈させていただきました)。

===============================
お知らせ】新刊

===============================

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 医学書を安く買う方法・高く売る方法 Dr.Kの「医師のためのバリュー投資戦術」 FBシェア数:24
  2. ガイドラインではエコー、現場では… 画像診断大国の若手医師へ FBシェア数:148
  3. 「これ以上は無益」と言えない気持ちも伝えよう 国立病院機構東京医療センター倫理サポートチームの尾藤誠司氏に聞く FBシェア数:211
  4. 医師達はいかにして検察を騙してきたか 池田正行の「氾濫する思考停止のワナ」 FBシェア数:0
  5. 訪日外国人が突いた医療保険制度の隙 記者の眼 FBシェア数:221
  6. 成人敗血症患者に対する解熱治療は死亡率を低下させ… Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ FBシェア数:68
  7. 認知症700万人時代、数少ない収入アップの道 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:21
  8. 医師偏在対策、第7次医療計画への反映目指す 女性医師支援や外来医療の最適化、遠隔診療の推進も課題 FBシェア数:62
  9. 終末期にどこまで抗菌薬を使用すべきか シリーズ◎在宅医療における感染対策(4) FBシェア数:599
  10. 「重症なんだから優先して!」怒る家族の真意は 家族支援CNSの「家族対応」お悩み相談 FBシェア数:19