2003.11.06

松樹皮ポリフェノールのピクノジェノール、成人のニキビでやや改善以上が75% −−日本アロマセラピー学会第6回学術総会から

 強い抗酸化作用で知られる松樹皮ポリフェノールのピクノジェノールを配合したローションが、成人のニキビ(座瘡=ざそう)治療で好成績を上げている。

 11月2〜3日、東京・品川のきゅりあん(品川区立総合区民会館)で開催された日本アロマセラピー学会第6回学術総会で、セキひふ科クリニック(富山県富山市)院長の関太輔氏が発表した。

 対象は、成人の座瘡患者40人(20〜45歳の女性、平均29歳)。従来の治療やスキンケアを続行しながら、ピクノジェノール0.5%配合ローションを1日2回、洗顔後、顔に塗布した。症状は、朝田・西嶋の重症度基準(1993)を基に、軽微、軽度、中等度、重度の4段階に分類。効果判定は、原則4週間後に行った。

 2段階以上の改善を「著明改善」、1段階の改善を「改善」、同一重症度内での改善を「やや改善」などとした。

 その結果、著明改善は2例、改善は8例、やや改善は20例と、やや改善以上が75%を占めた。不変は10例で、悪化例はなかった。全例で、特に副作用はない。

 思春期の座瘡は、健康保険の適用となる抗生物質やイオウカンフルローションなどで良くなるケースが多いものの、「成人の座瘡は、ストレスや不規則な生活の影響からか、皮膚に生じる活性酸素が発症や増悪に影響しているのではないか」と関院長。こうした症例に、ピクノジェノール配合のローションが効果的という。

 セキひふ科クリニックでは、ピクノジェノールのほか、保湿成分のセラミド、美白効果のあるプラセンタ、ビタミンB群などを配合したオリジナル・ローションを開発。併設の自由診療部門、美肌倶楽部にて、30ml、4000円(1〜2カ月分)で販売している。

 ピクノジェノールは子宮内膜症や月経困難症、冷えや肩凝りなどを改善する抗酸化サプリメントとして知られている。最近は、化粧品に配合されるケースも増えてきた。(小山千穂)


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