2003.10.29

テルモ、塩ビ部材にフタル酸エステル使わない人工心肺システム発売

 テルモは11月4日、血液回路のチューブをはじめとするすべての塩ビ部材にフタル酸エステルを使用しない心臓手術用の人工心肺システムを医療機関向けに発売する。既存製品の回路部品を新素材に切り替える形で発売し、価格などの変更はない。乳幼児向けシステムから順次、切り替えを進めていくという。

 製造過程で塩化ビニルを柔軟化するために用いられる可塑剤としては、従来、フタル酸ジ−2エチルヘキシル(DEHP)が用いられてきたが、DEHPには精巣の小型化を起こす精巣毒性が確認されている。このため、医療機器メーカー各社はDEHPよりも毒性が低い代替可塑剤として、トリメット酸トリ−2エチルヘキシル(TOTM)への切り替えを進めている。

 テルモも2003年1月から輸液セットの塩ビ部材をTOTM使用に切り替えており、今回の切り替えもその一環。TOTMは投与量が同じ場合に毒性が低いうえ、DEHPに比べて血液や薬剤への溶出量が極めて少ないという。(中沢真也)

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