2003.10.02

【日経ヘルスケア21◇中医協リポート】No.1 中医協が高度先進医療で新規に3件承認

 厚生労働省の中央社会保険医療協議会は10月1日の総会で、高度先進医療専門家会議の検討結果を受け、「脊髄性筋萎縮症のDNA診断」など4件(うち新規3件)の高度先進医療について基本的に承認した。

 新規に承認したのは、「脊髄性筋萎縮症のDNA診断」(神戸大学医学部附属病院、2001年11月8日申請時の症例数75例)、「難治性眼疾患に対する羊膜移植術」(金沢大学医学部附属病院、2001年6月20日申請時の症例数44例)、「固形がんに対する重粒子線治療」(独立行政法人放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター病院、2002年4月8日申請時の症例数1462例)の3件。

 このうち、固形がんに対する重粒子線治療は、重粒子線(カーボン:炭素イオン線)を体外から病巣に照射する治療法。エックス線などに比べて、病巣以外への影響が少なく、患者への侵襲が極めて小さいのが特徴だ。高度先進医療専門家会議では、技術の高度先進性、安全性、適応症等および申請医療機関の適格性について検討してきた結果、高度先進医療の承認が適当と認められると判断して中医協へ報告することにした。

 なお、既存の高度先進医療で今回新たに追加されたのは「活性化自己リンパ球移入療法」(山口大学医学部附属病院)で、これにより計7施設となる。

医師会、歯科医師会などが連名で2004年改定の1次要望書

 また、同日の中医協総会で、日本医師会、日本歯科医師会など診療側の委員は連名で、2004年4月診療報酬改定の要望書(第1次)を提出した。ただし、要望の根拠となる医業経営実態調査の集計や2002年改定の問題点の整理が間に合わなかったため、具体的な要望項目は次回の総会で第2次要望書として提出することとした。

 今回は2002年度予算編成時の見込み医療費と実績のかい離を示すデータなど一部の資料を示すにとどめた。(村松謙一、日経ヘルスケア21

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