2003.09.22

「医療経営・行政」、立地選定 Professional Mail Special from MedWave No.12

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______ Professional Mail Special from MedWave No.12/2003/8/19

◆医療専門総合情報サイト MedWaveが発信するメールです。
◆テーマサイト「医療経営・行政」関連のトピックスを集約しました。

http://medical.nikkeibp.co.jp/

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 「Professional Mail Special from MedWave」第12号をお届けします。

 特に診療所の開業をご検討の方、あるいはすでに開業された方を念頭に、「医療経
営・行政」関連のトピックスを集約しました。また、第6号から「開業基礎講座」を
開講しています。ご参考になれば幸いです。月刊(毎月10日前後の配信)で、購読は
無料です。

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 目次 】

・開業基礎講座(医院開業コンサルタント 原田裕士)
・「医療経営・行政」関連のトピックス from MedWave
・解説】導入トラブル事例から学ぶ(システム・ベンダーの回顧録)
・バックナンバー

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開業基礎講座】 (その7) 
立地選定
                      医院開業コンサルタント 匠  
                       原田裕士          
                       http://www.takuminet.co.jp/


今回は次の項目について解説します。

1】物件探しをする前に
2】物件の探し方
3】物件の評価
4】マーケットリサーチ
5】最終決定のポイント


1】物件探しをする前に

(1)どのあたりで開業したいのかエリアの絞り込みを行いましょう。よく「首都圏
1都3県の良い場所ならどこでも」というリクエストを耳にします。すぐに見つかり
そうな感じがしますが、実は2〜3年探してもまだ見つからなくて困っているという
ケースが多いのです。

 探すエリアが広いと情報が集中せず、結果的に良い情報にめぐりあえず時間ばかり
がかかってしまいます。
 
(2)いつ頃、どんな形態で開業するのか、具体的方針を決めておきましょう。開業
する時期によって物件の探し方が違ってきます。テナント開業の場合には、早ければ
開業6カ月前に、遅くても3カ月前には物件を決定(契約)する必要があり、それよ
り早くても遅くても問題があります。

 また、新築戸建開業の場合は、通常開業の1年前には物件(土地)を決定(契約)
しておく必要がありますが、土地付建物を取得または賃借して開業する場合には、新
築なのか中古なのか、一戸建てなのか医療モール(ビル)なのかによって物件の決定
(契約)時期が違ってきます。

(3)開業形態、場所、時期について家族の理解を得ておきましょう。特に住居付開
業か診療所のみか、住まいは今のままで良いのか転居も考慮に入れるのか、など家族
と事前によく話し合い互いにコンセンサスを得ておくことが大切です。

(4)資金計画を作り、物件取得のための予算はいくらかを明確にしておきましょ
う。


2】物件の探し方

(1)良い物件にめぐりあう為には自分に合った不動産業者を探すことが先決です。
「これだ」という納得のいく業者に出会うまでは、辛抱強く業者に会いましょう。物
件の良し悪しもさることながら、業者の動き、話の内容、対応の仕方をしっかり観察
しましょう。

(2)業者に依頼する時は、1.エリア、2.広さ、3.予算、4.時期などをはっきり
伝えておくことです。業者には名前とファクス番号、メールアドレスを伝えておけば
良いでしょう。

(3)不動産業者以外では、コンサルタント会社、薬品メーカー・卸業者、医療機器
会社、臨床検査会社、設計事務所、建設会社、会計事務所、広告会社、友人、知人な
どが情報源として考えられます。

 開業準備をシークレットな形で進める場合は情報源も限られてきますので、あくま
で先生自身の「足」で探すことが基本となります。

(4)情報をより多く集めるには、インターネットの活用も効果的です。

(5)「これは」という情報を入手したら、まず物件を見に行くことです。「テナン
ト物件」であれば、不動産業者に立ち会ってもらい、室内も見せてもらうことが大切
です。その時は、カメラやビデオを持参して記録に残すことも忘れないようにしてく
ださい。

3】物件の評価

(1)物件を見に行くときには、あらかじめ評価ポイント表を作っておきましょう。
ビデオを撮りながら、自分のコメントを録音する方法もあります。

(2)テナントビルの場合の評価ポイントは、建物全体の築年数、構造、種類、印
象、借りる室の形・広さ、階数、内部仕上げ、天井高、給排水の位置、電気容量、看
板の取り付け位置、他のテナント入居者情報、セキュリティ等ビル管理、駐車場の有
無と台数、そして賃借条件(保証金、賃料など)です。

(3)土地の場合の評価ポイントは、用途地域、地形、面積、道路付、高低、隣接し
た敷地の状況、給排水、電気、ガス、地盤の状況、そして価格です。

(4)物件の評価は、ご自身だけでなく、コンサルタントなど専門家にもチェックし
てもらい、客観的かつ総合的な判断をしましょう。

4】マーケットリサーチ
   
 立地選定においてはマーケットリサーチが重要なファクターです。資金調達におい
ても、金融機関への欠かせない提出資料の一つになっています。専門家に依頼すると
同時に、ご自身でも診療圏内を何度も歩いてみましょう。
   
 詳しくは「本講座―その3」をご参照ください(以下のURLにあります)。
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/a001/246774

5】最終決定のポイント

(1)「この場所は自分自身の開業目的をかなえ、またこういう診療を行っていきた
いという診療方針を実践できる場所である」と確信が持てますか。

(2)患者需要調査】の結果はどうですか。ある程度の患者数が見込める場所です
か。

(3)院外処方の場合は、調剤薬局が近くにありますか。

(4)立地条件のチェックで問題はありませんか。

(5)物件(土地、建物)チェックで問題はありませんか。

(6)物件価格と支払条件は適当でしょうか。また、予算内でしょうか。

(7)資金(資金計画と資金調達)は確定していますか。

(8)収支見込についても成算はありますか。

(9)家族の理解(できれば賛同、さらには支援)が得られましたか。

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・「医療経営・行政」関連のトピックス from MedWave
詳しくはそれぞれのURLへ
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◆8.15 大分県、「おくすり電話相談室」を開設、運営は県薬剤師会に委託


◆8.14 米国の外来処方薬費用、4年間で40%超の増加


◆8.11 日本脳炎情報第5報、高知県と九州・沖縄の一部でブタの陽性率高く


◆8.8 糖尿病が疑われる人は約1620万人、実態調査による試算


◆8.8 東京都老人研、介護予防の秘訣や知識伝える一般向け公開講座を9月11日に開



◆8.7 USPSTF、看護師・助産師による授乳教育を推奨


◆8.7 日本医師会、2004年2月までに全会員にうつ病対策マニュアルを配布へ


◆8.5 健保組合との個別契約、保険医は反対派が多数占める


◆8.5 厚労省、生シカ肉によるE型肝炎ウイルス感染の危険性で通知


◆8.5 大日本製薬、HPに医療関係者向けの地域医療連携情報を掲載


◆7.31 医療情報ネットワーク基盤検討会、医療機関に最適化したセキュリティーポ
リシー作成目指す


◆7.30 日医などの四師会が規制緩和に反対して共同声明、今後は政界への直接行動



◆7.29 日本広報協会、第2回「医療機関広報フォーラム」を開催


◆7.28 外来小児科学会、警察庁にチャイルドシート着用違反取り締まりの厳格化を
要望


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導入トラブル事例から学ぶ(システム・ベンダーの回顧録)
〜e-Securityシステム以前に見直さなければならないこと〜
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電子カルテ最新事情から


◆<診療所編>
院長、電子カルテは「車」とは違います
〜東京近郊のP内科クリニックのケース〜

 クリニック用の電子カルテシステムは、現在発売されている種類も多く、価格・機
能もさまざま。その中から自分にあったシステムを選ぶというのは日常診療に追わ
れ、多忙なクリニック院長にとって負担の大きいことだろう。その現状は、各システ
ム・ベンダーの営業担当者からの調査でもうかがえた。

 「診断機器や車を買うのと同じ感覚で、電子カルテシステムを購入される先生が多
いのではないでしょうか?」クリニック用電子カルテシステムの営業担当者W氏の第一
声。多くのクリニックに電子カルテを導入し、社内でも屈指の営業成績をあげている
営業マンだ。

 「車なら、一般に『車はこういうもの』という共通認識がある製品ですから、機能
が限定されていますよね。だから、選定のポイントは絞られていて、そこさえチェッ
クすればハズレはあまりない。燃費、装備(パワーウィンド、エアバッグ…)、スタ
イルといったところです。

 ところが電子カルテはそうはいきません。機能が膨大で、現段階では製品としての
完成形がありません。もともと紙に自由に記入していたものを定型化するわけですか
ら、電子カルテを使い始めた途端、すべてが制約されているように思えるし、すべて
の使い心地が気になってしまう先生が多いですね」と続ける。

 「車でたとえるなら、“ハンドルの握り心地”、“ウィンカーの光るタイミング”
といったところまでがチェックの対象となってしまうのです。そして、さらに営業マ
ン泣かせなのが、このチェックの内容と嗜好と要望が、標榜する診療科や先生によっ
て、まったくバラバラで個々に異なること」W氏の個人的なの感想ではなく、他のシス
テム担当者も異口同音に答える。

 システム・ベンダーからの声をまとめてみると、多くのシステムの中から満足でき
るものを選定するためには、購入前の調査・検討は欠かせないという点で一致す
る。

★ 個人として
・サンプル版の試用
・ネットや仲間からの情報収集
・見学
★ 営業担当者との交渉で明確にしておく点
・自分にとって最低限必要な機能は何か
・必要な条件(サポートなど)
・上記の優先順位と、妥協点をどこにおくか

 特に「見学」で、実際の稼動後の問題点やトラブルをよくヒアリングしておきた
い。日常診療を行いながら、あるいは開業準備のあわただしい中での調査は大変だ。
しかし、電子カルテシステムは使い勝手によって日常診療の効率が大きく異なり、蓄
積される患者データの活用方法によって診療の質に影響が及ぶなど、クリニックの基
幹となる大切なものだ。

 「お忙しいせいか、電子カルテシステム購入に際して、十分検討していない先生が
多いように思います。実際、営業にうかがって、ほとんど内容説明を聞かずに購入さ
れる先生が多いことに驚いてもいます。」という意見もあった。

 “電子カルテシステムというのはこういうものだろう”という思い込みで購入した
ものの、あとでそんな機能はないという事態、あるいは、“あとでクレームすればな
んとかなる”が通用しないことも出てくるということを念頭においておきたい。

 ユーザーとして、「高い買い物だから、要望を受け入れてもらって当然」ではなく
「高い買い物だから事前によく調べ検討する」ことも忘れてはならないことだろう。

病院編はこちらへ。

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・バックナンバー

http://medical.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=1/a001/246772

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