2003.08.04

【呼吸療法医学会・呼吸管理学会速報】 呼吸療法医学会・呼吸管理学会の合同学術集会が幕張メッセで開催 

 8月1日、2日の2日間、千葉市美浜区の日本コンベンションセンター(幕張メッセ)国際会議場で、第13回日本呼吸管理学会と第25回呼吸療法医学会の合同学術集会が開催された。参加登録者数は合計で約1200人。招待講演4題、特別講演1題、シンポジウム3題、パネルディスカッション1題、教育講演9題、ワークショップ5題、両学会のジョイントミーティング2題の26題のほか、一般演題はすべて口演で、55セッション279題。チーム医療が不可欠な呼吸ケア分野だけに医師、看護師、臨床工学士、呼吸療法士など、多彩な顔ぶれによる討議の場になった。

 今期学会では、1999年から進められてきた呼吸リハビリテーションガイドラインの中核となる運動療法マニュアルが完成、開催当日に会員に配布されたほか、作成の経緯と今後の展開を議論するシンポジウム「呼吸リハビリテーションの臨床展開の追及」が開催された。

 新幹線運転士の居眠り事故を契機に関心が高まっている睡眠時無呼吸症候群については、職域における安全管理などに焦点を当てた特別シンポジウムが開催され、JR東海の医師や国土交通省担当官、患者などがシンポジストとして加わって、QOLから就業差別の問題まで、ユニークな討議が展開された。

 人工呼吸器を使用する際の加温加湿については、招待講演2題とシンポジウム、パネルディスカッションが組まれ、高度な加温加湿の要・不要について討論が行われた。人工気道を用いる場合に口元での吸気を37℃、相対湿度100%にすることが適正か過剰加湿か、マスクによる経鼻的酸素吸入の際に酸素加湿が必要かの2点について、明確に対立する立場からの議論が展開され、関心を集めた。(中沢真也)

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