2003.07.14

Professional Mail Special from MedWave No.10/2003/6/11

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______ Professional Mail Special from MedWave No.10/2003/6/11

◆医療専門総合情報サイト MedWaveが発信するメールです。
◆テーマサイト「医療経営・行政」関連のトピックスを集約しました。

http://medical.nikkeibp.co.jp/

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 「Professional Mail Special from MedWave」第10号をお届けします。

 特に診療所の開業をご検討の方、あるいはすでに開業された方を念頭に、「医療経
営・行政」関連のトピックスを集約しました。また、第6号から「開業基礎講座」を
開講しています。ご参考になれば幸いです。月刊(毎月10日前後の配信)で、購読は
無料です。

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◆「IT導入失敗の研究」調査ご協力のお願い

 日経ヘルスケア21ではこの度、8月号の本誌特集にて「IT導入失敗の研究」(仮題)というテーマの記事を予定しております。そこで、病院経営者・診療所経営者の皆様を対象に、IT導入に関する「失敗」の調査をお願いする次第です。

 調査結果は2003年8月号の「日経ヘルスケア21」の特集記事の中で掲載させていただく予定です。ご回答内容は集計・分析し、結果を記事に反映させていただきます。ご回答いただいた個別の内容は、無断で記事に掲載することはございません。

 ご多忙のところ恐縮ですが、何卒ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

アンケート画面は以下です。
http://webres.nikkeibp.co.jp/user/nhc2106.html

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 目次 】

・開業基礎講座(医院開業コンサルタント匠 原田裕士)
・「医療経営・行政」関連のトピックス from MedWave
・バックナンバー

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開業基礎講座】 (その5) 
収支計画の作り方
                      医院開業コンサルタント 匠  
                       原田裕士          
                       http://www.takuminet.co.jp/

今回は次の項目について解説します。

1】収支計画の意味合いと重要性
2】売上(収入)予測はどのように行うか
3】売上原価及び必要経費(支出)をどう見積もるか


1】収支計画の意味合いと重要性
 収支計画とは一般的に損益計画(年度別)と資金繰り計画(年度別及び月別)に大
別されます。

 収支計画は、開業の採算性を検証する上でとても需要であり、金融機関への融資申
請には欠かせないものです。

 損益計画は、売上−売上原価=売上総利益、売上総利益−経常費=営業利益、営業
利益−営業外損益=経常利益、経常利益−税金等=税引後利益という会計原則にのっ
とった年度別のシミュレーションです。一言で言えば、この開業は採算上成り立つも
のかどうかをあらわす計画といっていいでしょう。

 資金繰り計画は月々いくらお金が入っていくらお金が出て行くかということを予測
するシミュレーションです。いわゆる“キャッシュフロー”計画のことです。どちら
かというと先生方には損益計画より現実的でわかりやすいかもしれません。

 損益計画と資金繰り計画は見る角度が違うだけで基本となるデータベースは同じで
あり両方を作成することにより開業が成り立つかどうかをより確実に検証できるので
す。

2】 売上(収入)予測はどのようにおこなうか

 損益計画でも資金繰り計画でも、まずその基本となるのは売上(収入)予測です。
損益計画では売上と呼び、資金繰り計画では収入と呼びます。

 開業後1年間(できれば3年間くらい)は、月別に売上(収入)計画をたてましょ
う。月別を合計したものが年間計画となるわけですが、逆に月別内訳のない年間計画
はあまりにも概略すぎて誤差の多いものとなってしまう心配があります。

 月毎の1日平均患者数を予測します。この場合科目によっては季節要因による患者
増減が予想されますので必ずしも右上がりの数値とならないよう注意が必要です。

 何曜日を休日とするのか、また夏期及び年末年始の休日をどうするかなどを検討
し、月毎の診療稼動日数を暦から計算します。

 患者のひとり1日あたりの診療報酬を調べます。ひとつの指標として中央社会保険
医療協議会のデータ(隔年調査)を採用するといいでしょう。

 診療単価×1日平均患者数×診療稼動日数=1カ月の売上(収入)。ただし診療科
目が複数の場合は、それぞれの科目で1カ月の売上(収入)を計算し合計しましょ
う。

 売上(収入)予測のポイントは、やはり1日平均の患者数をどう予測するかという
点であり、マーケットリサーチの結果が重要なポイントになります。

*月別の売上(収入)計画表の一例は以下を参照してください。
/all/hotnews/archives/images/251558_image_01.jpg]


3】 売上原価及び必要経費(支出)見積もり方

 損益計画における売上原価とは医薬品費、医療材料費、検査料(外注)を指しま
す。医薬品費は、院外処方の場合は収入の1〜5%、院内処方の場合は収入の15〜
35%。医療材料費は、収入の1〜5%。検査料は、収入の1〜10%。いずれも科目に
よって違いがあります。

 損益計画における必要経費は人件費、福利厚生費、青色専従者給与、地代・家賃、
水道光熱費、事務通信・図書費、交通費、広告費、会議・交際費、警備・清掃・保
守、支払手数料、リース料、支払利息、諸会費、公租公課(固定資産税)、その他諸
経費などです。

 資金繰り計画(支出の部)においては、損益計画の中では原価や経費として計上さ
れない「所得税、住民税」「元金返済」「住宅ローン返済」「その他既借り入れの返
済」「生活費」が支出としてその項目と金額が計上されます。つまり資金繰り計画に
おいては実際にお金が支払われるすべてのものを「支出」として捉えて計上するので
す。

 各項目の見積もりはコンサルタントなどの専門家に依頼しましょう。多くのデータ
と蓄積されたノウハウで適正な数値を算出してくれます。人件費については、職員採
用計画(各年度毎の職種別の人員と給与の予定)を作り、それに基づいて数値を設定
しましょう。

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・「医療経営・行政」関連のトピックス from MedWave
詳しくはそれぞれのURLへ
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◆ 2003.6.11 「高齢化率」より「人口増加率」が医師数のニーズを決める−−加研



 年を取ると誰でも病気になりやすくなるから、高齢化社会の到来で医療ニーズが増
え、医師不足はますます加速する−−。一般に信じられているこの「神話」が、実は
正確ではないことが、カナダで行われた研究から明らかになった。研究者らの推計に
よると、医師需要を決める要因として比重が大きいのは、高齢者数よりも総人口。今
後最も需要が大きくなる診療科は胸部外科だという。研究結果は、Canadian
Medical Association Journal(CMAJ)誌6月10日号に掲載された。

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◆ 2003.6.11 厚労省、ゼローダ錠など新医薬品5品目の薬価収載を官報告示


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◆ 2003.6.11 パナホーム、介護型有料老人ホーム事業で関西電力系のかんでんジョ
イライフと提携


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◆ 2003.6.10 USPSTFが痴呆スクリーニングGLを改訂、「エビデンス不足」により再
度判断を保留


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◆ 2003.6.10 「エルシトニン」の市販後調査結果が発表、承認用量投与の骨折抑制
効果検証できず


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◆ 2003.6.10 SARS速報】
厚労省、SARS検体採取時期の変更を都道府県に通知


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◆ 2003.6.6 保団連の調査、4月改定で健保本人の受診抑制の実態明らかに


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◆ 2003.5.28 ジェネリック医薬品の認定制度創設を提言、日医総研が報告書まとめ



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◆ 2003.5.27 SARS速報】
東京都がSARS対応要領を策定、可能性例なら直ちに学校閉鎖


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◆ 2003.5.27 日経ヘルスケア21 e定点観測】
看護師の採用は順調、PTの採用難は続く


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◆ 2003.5.23 SARS速報】
国立感染研が疑い例や可能性例、およびその接触者の管理例を改訂、5版に


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◆ 2003.5.23 SARS速報】
国立感染研、家庭でできるSARSウイルスの消毒指針を改訂


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◆ 2003.5.23 診療報酬】
再診料の逓減制を廃止、病院58点、診療所73点に、6月1日施行へ


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◆ 2003.5.22 ワクチン予防接種後の副反応報告が1年間で483件、厚労省公表


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◆ 2003.5.21 国民生活審議会、公益通報者保護制度の基本案まとまる


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◆ 2003.5.20 医薬品卸3強時代に、福神・アズウェルが経営統合へ


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◆ 2003.5.15 労働基準局、喫煙対策の新ガイドラインを発表

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解説】

進まぬ医療機関の確定拠出年金導入が教えるもの
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 厚生労働省は、先頃今年4月末現在の確定拠出年金の導入企業一覧をまとめた。導
入企業は380社(グループ)と、2002年9月末時点の174社に比べ倍以上に増えてい
る。しかし、医療機関は五つの医療法人が導入しているだけ。わずか2法人しか増え
ていない。

 確定拠出年金とは、企業は一定の掛け金を拠出しさえすれば、その運用には責任を
負わないでいい制度。従来の企業年金では、企業は拠出した掛け金を一定以上の利率
で運用して積み立て、あらかじめ決まった額の年金を支給する必要があった。ところ
が低金利時代が続き、予定した利率での運用が難しくなってきた。そこで確定拠出年
金の導入に踏み切る企業が相次いでいるわけだ。

 それを後押ししているのが、2001年3月期決算から導入された「退職給付会計」
だ。年金や退職金の積み立て不足は債務と見なされ、一定期間での償却が義務づけら
れる。積み立て不足があると、企業の利益は減少しバランスシートも悪化する。

 ところが医療機関には、「退職給付会計」がまだ導入されていない。同じ経営成
績・財政状態の企業に比べ、医療機関はより甘い方法で費用や負債を計上しているわ
けだ。逆にいえば、実際の経営状態は決算書の数字以上に厳しいということになる。

 もっとも、“ぬるま湯”につかっていられる時間はもう長くはなさそうだ。厚生労
働省の「これからの医業経営のあり方に関する検討会」は、今年3月にまとめた最終
報告書で、病院会計準則の見直しを掲げ、退職給付会計の反映をその一例として挙げ
ている。やはり厚生労働省の「病院会計準則及び医療法人の会計基準のあり方に関す
る研究班」も、近く報告書をまとめる予定だ。どのような形であれ、退職給付会計の
導入が盛り込まれるのはまず間違いない。

 近い将来退職給付会計が導入されることになれば、確定拠出年金の導入に踏み切る
医療機関が増えてくることは間違いない。だが産業界では既に数年前から大きな問題
になっていたにもかかわらず、退職給付会計で尻をたたかれるまで動かないところが
大半とは、やはり医療機関には危機意識が欠如しているというしかない。

(井上俊明、日経ヘルスケア21編集委員)

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・バックナンバー

http://medical.nikkeibp.co.jp/regist/medi_auth.jsp?id=1/a001/246772

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