2003.05.19

FDA、3時間で結果の出るアスペルギルス症の診断テストを承認

 米国食品医薬品局(FDA)は5月16日、約3時間で結果の出るアスペルギルス症の診断テスト「Platelia Aspergillus EIA」を承認した。従来の標準的な培養試験では、結果を得るまでに最低4週間を要していた。

 侵食性アスペルギルス症は、白血病や臓器・骨髄移植を受けた人や、化学療法などにより免疫不全状態の人に起こり、死に到ることもある真菌感染症。感染を迅速に見極めることで、抗真菌薬による治療を早期に開始することができる。

 治験では、170人の被験者から採取した、1890の血液試料について調べた。その結果、感受性は80.7%で、特異性は89.2%だった。米国では、侵食性のアスペルギルス症の症例数は年間数千例と推定されており、この疾患の死亡率は50〜100%にも上るという。

 Platelia Aspergillus EIAの製造元は、Bio-Rad Laboratories社(ワシントン州Redmond)。詳しくは、FDAによるニュース・リリースまで。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)

Information PR

ログインしていません

Close UpコンテンツPR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. これだけは知っておきたい「改正道路交通法」 プライマリケア医のための認知症診療講座 FBシェア数:40
  2. 「ネットは仕事に悪影響」と電カル未導入の病院 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:62
  3. 往診に行ったら仏壇をチェック!? Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」 FBシェア数:151
  4. 1日で299人、悪夢のような銃創ラッシュ 国境なき医師団が見た世界の医療現場 FBシェア数:70
  5. 意外と知らない看取りの手順 平方眞の「看取りの技術」 FBシェア数:66
  6. 安易な食物除去はNG、湿疹の管理も忘れずに インタビュー◎「食物アレルギー診療ガイドライン」改訂のポイント FBシェア数:537
  7. 超高層老人ホーム、救命はどうなる? 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:275
  8. 「気流制限がない」気腫肺、見過ごされている潜在的… Dr.倉原の呼吸器論文あれこれ FBシェア数:3
  9. 「25分」のカンファレンス準備時間が「0分」に リポート◎京大病院が進めるICT業務効率化(2) FBシェア数:268
  10. ミトコンドリア移植で遺伝病を予防できるか? NEJM誌から FBシェア数:44