2003.05.16

【SARS速報】  WHOが感染地域からの到着者に対する対応を提言

 世界保健機関(WHO)は5月15日、感染地域から非感染地域への渡航者の取り扱いについて、全面的な渡航禁止や無条件の隔離など、過剰な反応は不要などとするガイドラインを発表した。ガイドラインでは渡航者を以下の3種類のカテゴリーに分けて扱うように提言し、「排除ではなく適切な管理を」とうたっている(以下、抄訳)。

1.発熱や呼吸器症状がなく、SARS患者との密接な接触の履歴がない渡航者は、行動を制限する必要はない。ただし、到着後10日間以内に発症した場合は、医療機関に連絡する。

2.SARS患者に接触した疑いがある場合は接触後10日間は出国せず、自国の保健機関
に連絡する。既に出国してしまった場合は、到着国の医療機関に連絡し、接触後10日間のサーベイランスなど到着国の標準的な手続きに従う。

3.到着後10日間以内に発症した場合は、部屋から出ず、医療機関に連絡して到着国の手続きに従って適切な隔離を行う。

 WHOの提言の原題は、「Guidance for Mass Gathering Events: hosting persons arriving from an area with recent local transmission of SARS」、全文はこちらまで。(中沢真也)

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