2003.03.27

【SARS速報】  シンガポールで初の死者、高校以下の全学校を閉鎖に踏み切る

 シンガポール教育省と健康省は3月26日、重症急性呼吸器症候群(SARS)流行に対する追加対策として、3月27日から4月6日まで、すべての小学校(primary school)と中学校(secondary school)、高校(junior college)などを閉鎖すると発表した。「純粋な医学的見地からすれば、全学校の閉鎖を行う強い理由はないが、生徒の親の懸念に関する学校長からの報告に対処した」ものという。幼稚園など就学前児童施設やイスラム教育施設などにも同期間の閉鎖を勧告した。大学などは閉鎖しない。

 シンガポールでは25日、同国では初めてのSARSでの死亡例が確認された。26日現在、同国の患者数はこの死亡者を含めて74人。うち13人は既に退院したが、10人は重症でICUにおける治療が続いている。すべての患者は最初の3人からの2次、3次の感染者だという。SARSは潜伏期間が1週間程度であるため、この間、接触を断つことは伝染を防ぐ有効な手段になる。このため同国では、感染者と接触した可能性がある家族、友人などを症状の有無に関わらず、10日間の自宅待機にする強力な感染対策を実施している。

 シンガポール政府のプレスリリースはこちらまで。

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