2003.03.19

【SARS速報】 WHOが最新状況を報告、感染者総数219人に

 世界保健機関(WHO)は3月18日、重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染患者について、各国の最新状況を報告した。台湾やドイツなどで新たに患者が報告され、患者数は合計219人に上った。死亡者総数は前日までと変わらず4人に留まっている。また、スイスで感染が疑われていた二人は、診察の結果、SARSではないことが確認された。

 これまでに確認された各国のSARS患者数と死亡者数は、以下の通り。

 香港;死亡を含む患者数123(死亡者数1、以下同)
 ベトナム;57(1)
 シンガポール;23(0)
 台湾;3(0)
 カナダ;8(2)
 ドイツ;2(0)
 タイ;1(0) 
 英国;1(0)
 スロバニア;1(0)。

 ベトナムのハノイで確認された患者57人のうち13人には、臨床的な改善がみられるという。また、報告されている患者の全てが、香港、ベトナムのハノイ、シンガポールで発症しているか、または過去10日以内にそれらの地域へ旅行をしている。なお、中国南部で流行していた異型肺炎との関連は、未だ不明である。

 WHOは旅行者に対し、いずれの地域に対しても、旅行を控える必要はないと勧告しながら、アジアや極東地域へ行く場合には、SARSの主な症状を念頭に置き、もし発症が疑われる場合には直ちに医師らの診察を受けるべきだとしている。WHOによると、SARS発症の経緯は、今のところ感染源への直接的で密接なコンタクトに限られているという。

 詳しくは、WHOのDisease Outbreak Reportedへ。(當麻 あづさ、医療ジャーナリスト)

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